産経新聞に「慰安婦の虚像と実例」という記事が載っている。
慰安婦は将兵とスポーツやピクニックを楽しみ、
高価な蓄音機を持ち、買い物にも出かけていた、
日本人兵士と結婚もしていた云々という米軍の史料を
持ち出している。
この史料は、わしが17年前に「異議あり!」という
深夜番組で読み上げたことがある。
プロ市民+佐高信の5人相手に、わし1人で討論した
番組だったが、懐かしい思い出である。
つかこうへいの著書
「娘に語る祖国 満州駅伝―従軍慰安婦編」
も当時読んで、感心したものだ。
在日でも、公平にわかってくれる者がいると思って驚いた。
つかこうへいは最後まで尊敬すべき人物だった。
だが、あの時代ならば、「性奴隷とはほど遠い」という
認識で、戦える状況だった。
今はもう遅い。
朝日新聞はアメリカの価値観まで後退しただけだ。
とても賢い。
自称保守派はアメリカの価値観と戦わねばならないのに、
未だに朝日新聞を目の敵にしている。
一周遅れの議論で自己満足したいのだろう。
親米保守なのにアメリカと価値観を共有できない
ジレンマから、いつまで目を背けておれるのか
観察しといてやろう。