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1966年公開の「紀ノ川」を見たが、なかなか終わらない
と思ったら、3時間近くの大作だった。
明治・大正・昭和を通して、「家」を巡る女3代の人生を
描く映画だが、世代的に名前しか知らなかった司葉子と
いう女優の凄さがようやくわかった。
主人公が最期を迎えるシーンが、なんとも斬新に感じた
のは、いまどきの映画やドラマが荒唐無稽だからという
ことに気づいた。
素晴らしい映画だった。
しかしこんな大人の映画が作られることは、いまどきの
映画界ではないだろうし、鑑賞する能力も、今の大衆
にはないだろう。
子供だましみたいな映画ばっかりだから、大人の映画が
見たいと思ったら、過去の名作を探すしかない。
日本人は子供になったなあ。
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小林よしのりライジング
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