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NHK朝ドラの「マッサン」が抜群に面白くなった。
あのぐずぐずした主人公のイラつきがなくなって、
やっと好感が持てる主人公になった。
職人魂で、良質なウイスキーを作ることだけにこだわっても、
なかなか商売に結び付かない、その苦悩。
作家としてもよくわかる葛藤だ。
良いものを作ってもなかなか売れない、その原因は
「年月だ」という考えは確かにあるのかもしれない。
マスコミや風評に影響された偏見で、小林よしのりの作品は
読まなかったけど、最近『戦争論』を読んでみて、こんなに
真っ当で、面白かったのかと感想を送ってくれる読者もいた。
言論に関しては、年月を経て評価が定まってくることもある。
アフガン・イラク戦争に関する態度だって、産経保守に
巣食う親米保守は、今やだんまりを決め込むしか
なくなった。
イスラム国を非難しながら、イラク戦争には絶対触れない
という自己欺瞞を続けている。
だが、誰が正しかったかを、じっと見ている人はいるはずで、
言論なんか無責任でいいと思ってる馬鹿など、
わしの読者にならなくていい。
年月を経たら、高森氏の「女系も含む直系」が
皇統だという意見の正しさも証明される。
だが絶対に今の男系固執派は謝らないだろう。
「公」のための意見や態度ではなくて、「私」の意地、
「私」の楽しみとしての運動のため、「私」の自称保守の
村人というポジションで生きるため、すべては
「私」のためなのだから。
「年月」が良品質を証明する。「年月」が正論を証明する。
その日をじっと待つしかない場合もあるのだろう。
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小林よしのりライジング
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