今朝の「モーニングバード」が最高に面白かった。
近頃の女性誌では、安保法制(従米法案)についての
記事を載せれば売り上げが伸びるらしい。
子供を持つ女性がやはり戦争に巻き込まれるんじゃないか、
徴兵制になるんじゃないかと心配しているという。
そこで女性の疑問に答えるということで、自民党の
ヒゲの隊長を呼んで、質問するという企画だった。
自民党議員はこの法案を誰も説明できないが、ヒゲの隊長
なら答えられるということで、執行部も派遣したのだろう。
自民党議員が民放地上波で国民に説明するのは
初めてじゃないか?
ところがヒゲの隊長、司会者や玉川徹氏やコメンテーター
から突っ込まれて、返答がしどろもどろ、全然明快な
回答ができないのだ。
徴兵制について、憲法18条の「苦役」に当たるから
絶対ないと応えるのには驚いた。
かつての自分の任務を「苦役」と思っていたらしい。
国を守るのは「崇高な任務」のはずなのに、
自衛官に対する侮辱である。
「武器がハイテク化してるから徴兵制はない」というのも、
自称ホシュやネトウヨがしばしば使う屁理屈だが、
玉川氏から韓国軍だってハイテク化してるのに
徴兵制があるではないかと言われて、ヒゲの隊長が
「韓国は戦時中だから」「日本は海に囲まれているから」
と応えるのが笑ってしまった。
全然、理由になってない。
実際、現在の自衛隊の主力は「普通科」つまり「歩兵」である。
シロウトに銃を持たせて戦場に送るのではなく、訓練して
武器の使用を覚えさせて送るのだから、学歴は必要ない。
だから少女戦隊ものの募集ポスターで、若者を釣っている。
徴兵制は志願者が減った時の話だ。
将来的に徴兵制は絶対ないとは言えない。
「苦役」という解釈は変更しなければならない。
自衛隊のリスクが高まるのは、すでにヒゲが行った
イラク派遣で証明されている。
「非戦闘地域」でも宿営地に砲弾10回超、群衆による
抗議行動、投石を受け、その中には銃を所持している者も
いたという。
今後は戦争をしている米軍や他国軍の後方支援を
するのだから、戦争に巻き込まれるリスクは
格段に高まる。
当たり前じゃないか!
ガス田開発の件も、赤江たまちゃんが、安保法制で
中国は開発を止めるのかと聞いたら、ヒゲは
明確な返答ができなかった。
結局、こんなものなのだ。
特に軍事の専門家でもない一般人が聞いても、
返答できない、
詭弁で逃げるしかないのが、「従米法案」である。
それにしても『卑怯者の島』でも描いたように、
女性の子を守る本能は侮れない。
「戦争法案」というレッテル貼りも、間違いとは言えない。
日の丸振って戦争を支持するネトウヨ系の女性よりも、
戦争反対の女性の方が、自然な姿ではある。