(byよしりん企画・トッキー)

『卑怯者の島』
愛読者カードの感想です!


日本国民必読の書だと思いました。
この本に比べると、
日本の政治家や識者たちが
何と薄っぺらに見えることか・・・
矢我少尉と弥生との物語、泣きました・・・

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戦場の島における生と死のせめぎあい。
それは今の日本から最も縁遠い。
過剰にデオドラント化される死。
しかしそれは、かえって死への恐怖を高め、
考えるだけで硬直するような
非柔軟性を産んではいないか。
死と寄り添い語り合える者こそが、
精神的な自由を得るのではないかと
矢我隊長の言葉に思う。
また、通明は「合理的に負けると
わかったとたんに白旗上げる兵隊ばかりだったら
その国は亡ぶ!」と叫ぶ。
合理的に負けるとわかって、
アメリカに白旗上げる政治家ばかりの日本は、
まさに亡びの危機にさらされているのだ。

卑怯者の島

よしりん先生が理想の男として描いた
矢我隊長に感情移入している読者も
大勢います!

そうして今の日本を顧みると、
政治家などのあまりのふがいなさが
一層目につくようです。

 

 

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