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『卑怯者の島』の感想・矢我隊長に思う
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『卑怯者の島』の感想・矢我隊長に思う

2015-08-26 01:00
     

    (byよしりん企画・トッキー)

    『卑怯者の島』
    愛読者カードの感想です!


    日本国民必読の書だと思いました。
    この本に比べると、
    日本の政治家や識者たちが
    何と薄っぺらに見えることか・・・
    矢我少尉と弥生との物語、泣きました・・・

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    戦場の島における生と死のせめぎあい。
    それは今の日本から最も縁遠い。
    過剰にデオドラント化される死。
    しかしそれは、かえって死への恐怖を高め、
    考えるだけで硬直するような
    非柔軟性を産んではいないか。
    死と寄り添い語り合える者こそが、
    精神的な自由を得るのではないかと
    矢我隊長の言葉に思う。
    また、通明は「合理的に負けると
    わかったとたんに白旗上げる兵隊ばかりだったら
    その国は亡ぶ!」と叫ぶ。
    合理的に負けるとわかって、
    アメリカに白旗上げる政治家ばかりの日本は、
    まさに亡びの危機にさらされているのだ。

    卑怯者の島

    よしりん先生が理想の男として描いた
    矢我隊長に感情移入している読者も
    大勢います!

    そうして今の日本を顧みると、
    政治家などのあまりのふがいなさが
    一層目につくようです。

     

     

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