1月9日の朝日新聞夕刊で、宇野常寛が書いていた
「サブカル時評」が気になったので、記しておく。
宇野は紅白歌合戦とスター・ウォーズの新作を見ていて、
同じ違和感を覚えたという。
それは世界的に「20世紀後半の懐古」が映像文化の
主流になりつつあるということらしい。
紅白は戦後の音楽史のノスタルジーを老若男女が
共有する場になっていた。
スター・ウォーズも第1作のノスタルジーを現代風に
リメイクした作りだった。
確かにそう言われれば、わしもスター・ウォーズを
懐かしさで楽しんでいたのかもしれない。
紅白に関しては、新しいヒット曲がなくなってしまったから、
懐メロで作るしかなくなったのだろうと思ってはいたが。
宇野は映像文化そのものが、戦後のたった数十年の
歴史しかもたないが、それも熟年期にさしかかって
いるという。
もはや「観客の記憶を温め直す」だけだという。
これはちょっとショックだ。
時代を経て、映像文化はどんどん革新される一方だと
思っていたが、そろそろ限界ということか?
宇野常寛、久しぶりにわしの感性を刺激する
見事な文章を書いてくれた。
これは恐るべき見解だと思う。
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映像文化、特にアメリカのハリウッドがそうだけど、欧米のやり方は全てが崩壊してきているのは事実だろう。
世界的にそれが兆候になって来ており、特にアメリカやフランスなどの西側諸国がそれが顕著になるだろう。
それはバチカン利権(ロックフェラー、資本主義、民主主義)の崩壊が既に差し迫ってきているのである。
ハリウッドはやたらロシアやイラン、北朝鮮を差別する映画が多くて好きになれないが。
やはり、コンテンツ業界が良くするには脱欧米と脱英語が重要になるだろう。
例えばイラン映画の「預言者ムハンマド」、BLOOD+などの悪のアメリカを扱うなどね。
悪のアメリカをペルシア語で「بَدِ آمریکا. دادِ روسیه به باختَنینامیدیتا آمرکاعِبیماریروانینمیوجّهشدن(悪のアメリカは正義のロシアに敗北するまでアメリカの戦争犯罪は無くならない。)」と読みます。
ペルシア語やロシア語をやっていると自然とアメリカを批判する発言が出来てきます。