堀辺正史師範が昨年1226日に逝去されました。

突然の悲報に接し、ただ驚くばかりです。
昨年4月には「ゴー宣道場」に登壇され、以前と
何ら変わらぬ様子で鋭い発言をされていただけに、
未だに信じられない思いです。

師範のご遺志により、御家族で最後のお見送りを
なさったそうです。
あまりに急なことで、御家族の皆さんやお弟子さんは
さぞ御心痛かと思います。
謹んでお悔やみ申し上げます。 

堀辺師範とは10年以上前、骨法の道場で初めて
対談させて頂いて以降の付き合いでした。
『わしズム』でも連載を持ってもらいましたし、
『ゴー宣道場』も一緒に立ち上げてもらいました。
現代の日本人に「武士」の精神を教えられる、
唯一の存在でした。 

わしが新作を描くと直ぐに電話をくれて、
とても的確かつ面白い感想を話してくれました。
その度に、作者であるわし自身が驚くような視点を
与えられ、新たな閃きを得られたのです。
お話ししたいことや教えて頂きたいことが、まだ沢山
あったのに本当に残念でなりません。

幾多のご厚情、ご教授に深く感謝しております。
心からご冥福をお祈り致します。 

                   小林よしのり

 

 

RSS情報:http://yoshinori-kobayashi.com/9672/