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伝説のプロレス団体UWFインターナショナルでデビューして、キングダム、リングス、PRIDEと渡り歩いた日本格闘技の生き証人金原弘光が格闘技界黎明期を振りかえる連載インタビュー。今回のテーマは話題騒然だったヤマケンインタビュー、金ちゃんの目線から当時のUインターを見る!




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金原 交通事故に遭って首の調子が悪いから、MRIを撮ったんだよ。そうしたら首と腰の状態が本当に悪くてさ。事故のせいだけじゃなくて、いままでの試合のダメージの蓄積だと思うんだけど。

――どういう状態なんですか?

金原 神経が圧迫されて髄液がきれいに流れていないんだよね。年齢の理由もあるんだけど、こんな状態だと簡単に試合をやならないほうがいいなって考えちゃったよ。もし変な落ち方をしたらもっと酷くなったら……ってね。

――最近プロレスでは事故が相次いでますけど、ダメージが蓄積して負傷しているところもあるんでしょうね。

金原 一発のダメージでいっちゃうこともあるけどね。この前ね、リングドクターの方と話をしたら「私が診たプロレスラーはみんな頚椎の3番4番がよくない」って言うんだよ。亡くなった三沢(光晴)さんもそこでしょ。

――日夜、受け身を取り続けたことで……。

金原 あと練習のブリッジだと思うんだよなあ。頭だけで身体を支えるから。新日本プロレス学校やUインターのときって、ブリッジしてその上に何人乗せられるかとかやってたから。あれは頚椎に悪いよね。

――話を聞いてるだけで首が悪くなりそう……。

金原 プロレス学校時代に(山本)小鉄さんに言われてやってたもん。ブリッジしながらベンチプレスもやってたからね。やっぱりプロレス格闘技にブリッジの練習は必要だから。ウチの道場でも、手を付けて頚椎に負担をかけないブリッジはやっている。

――手を付けていれば傷めないんですね。


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