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MYLOHASちゃんねる

  • 暮らしに寄り添う本当にいいもの。専門家が愛する文房具

    2017-09-21 06:004時間前
    「鉛筆ならこれ、ノートはこれ、手帳はこれという具合に自分にとっての定番が決まっている。50代を目前に控え、もはやどれにしようかと迷っている場合じゃないぞ、そろそろ自分の定番を決めようじゃないかと思うようになった(『暮らしの文房具』86頁)」

    そう語るのは、ステーショナリーディレクターの土橋 正さん。文具の商品企画やPRのコンサルティング、文具売り場のディレクションを行う文房具の専門家です。

    新刊の『暮らしの文房具』(玄光社/税込1,728円)は、そんな土橋さんが選び抜いた定番をピックアップした一冊。「伝える」「考える」「集中する」など、15のシーン別に64点もの逸品が並びます。

    どこまでも書ける一筆箋

    原稿は万年筆で、原稿用紙に書くのが決まりという土橋さん。『暮らしの文房具』の表紙や見出しも、ブルーのインクの万年筆で書かれた手書きの文字がそのまま使われていて、土橋さんからの手紙を読んでいるような温かみを感じます。

    大充実のメモや筆記用具類のなかで、デスクに今すぐ常備したくなったのは、「伝える」の章で紹介されていた「椿原」の蛇腹便箋。一筆箋サイズの紙が蛇腹状につながっていて、「あ、書ききれなかった!」の失敗がなくなる優れもの。折り目にはミシン目がついているので、好きなところできれいにカットできます。

    しかも一束で450枚、価格は500円とコスパ抜群。ブルーの横罫線だけのシンプルな見た目がまた、そそるのです。

    どこまでも、いつまでも切りたくなるハサミ

    デスクに欠かせない文房具といえばハサミ。「集中する」の章で取り上げられていた「アドラー」のハサミは、あまりに気持ちよいので、いつまでもどこまでも切り続けていたくなるとのこと。

    「いかにも切れ味鋭い研ぎ澄まされた刃と刃が触れ合う。その感触とともに余計なすき間なく作りこまれた金属同士が擦れていく。そして刃を閉じ切った時に、わっか同士がぶつかって『チョキン』という音がこぼれる。久しぶりに正しいハサミの音を聞いた気がする(『暮らしの文房具』70頁)」

    土橋さんは、大切な刃先を守るために、万年筆を置くための枕にこのハサミを置いているのだそう。ふと自分の机の上を見ると、昔から使っている切り口のなまったハサミが、なんとなく恨めしそうな様子で立ててありました......。反省しきりです。

    旅には、赤い皮のケースに入れた万年筆を

    旅のお供にも、万年筆を持っていくという土橋さん。ただし、ふだんは4本の一軍万年筆を持ち歩いているところを、1本だけに絞るのだそう。その1本を大切にいれておくのが、「カンダミサコ」の赤い皮のペンシースです。

    両端にはフタがなく、筒状になっているだけのミニマムなつくり。よく見ると内側にもうひとつ、小さな筒がついていて、ペンをしまうときはこの内筒にクリップを差し込むようにします。筒状なのに抜け落ちない、さりげない工夫にグッときます。ペンを使うときは、反対側から押し出すだけ。

    「旅には、日常という繰り返しの日々から強制的に引き離してくれる力がある。~(中略)~そうした印象も、2~3日も見続けていると次第に新鮮さが薄らいでいってしまう。だから、私は旅に行くときは必ず手帳を携えて、肌で感じた新鮮な印象を書き残すようにしている。それは、写真ではなかなか残せない(『暮らしの文房具』132頁)」

    旅先にも、システム手帳を駆使した自分だけのガイドブックと、万年筆、深いグリーンの皮のケースにいれたカートリッジインクを持っていく。ホテルの一室を書斎に変える上質な文房具は、旅先というアウェーでも安心させてくれる、土橋さんの頼れる相棒なのでしょう。

    書くといえばパソコン、急ぐときはスマホで代用してしまう慌ただしい毎日。学生のころ、あれほど好きだった文房具とのかかわり方が、気づけばすっかりおざなりになっていました。

    いつもの文房具を「わたしの定番」と呼べるようになれたら、指先の感覚も、思考回路すらも新しくなりそう。土橋さんの眼を借りて、これからの自分の定番を見つけたくなりました。

    暮らしの文房具

  • 肉が苦手ならまずは豆から。おいしく手軽なタンパク質のとりかた #ポジティブ栄養学

    2017-09-20 22:0012時間前
    オメガ3と並んで見直されている栄養素といえば、タンパク質ではないでしょうか。肉のよさも改めて注目されています。

    でも「肉をたくさん食べる気になれない」「胃もたれする」という方も多く見かけます。本当は、それこそタンパク質不足のサイン、というべき状態なのですが......。そんな方たちにとって、なじみやすいタンパク源としては大豆がありますが、豆料理というと「煮豆」などのイメージもあり、少々敷居が高いのも本音かもしれません。

    でも実際食卓に取り入れてみると、意外に便利で使い勝手がいいことに気づきました。

    30代、40代女性にやさしい食材、大豆

    タンパク質はもちろんミネラルも豊富な大豆。女性に不足しがちなカルシウム、ブラザーミネラルのマグネシウムも多めです。

    さらに体内で女性ホルモンのようなはたらきをしてくれる大豆イソフラボンもたっぷり。この大豆イソフラボン、体内で女性ホルモンが少ないときにはホルモンとしてのはたらきをしてくれる一方、多すぎるときには作用を弱め,調整してくれるというすぐれもの。ホルモンバランスが気になる30代、40代女性の味方ともいえそう。

    また、腸内環境を整えてくれるオリゴ糖や食物繊維、太りすぎ防止にはたらく大豆サポニンも。女性にうれしい成分が目白押し、といった印象です。

    ひたし豆を作って何にでもプラス。タンパク質補給に

    そんな大豆ですが、私は青大豆が好きなのでひたし豆をよく作っています。というのも、ある取材で出会ったひたし豆があまりにもおいしかったから。

    作り方も簡単。青大豆を一晩水にさらしたあと、ひとつまみの塩とともに15分ほどゆでてざるに上げ、めんつゆを入れた水に漬けるだけ。一晩漬ける時間が惜しいときにはそのまま30分ほどゆでてしまうというズボラぶりですが、それでもちゃんとおいしいのには驚きます。近所のスーパーで手軽に入手できるところも気に入っているところです。

    さらに意外だったのが、どんな料理とも相性がいいこと。ひじきの煮物など和食にはもちろん、カレー、ミートソースといった洋食とも相性がいいのです。最近では納豆やスープ、八宝菜、だし巻き卵、ステーキの付け合わせなど、何でもプラスして試しています。

    冷蔵庫に何もないときは、だし汁ごと器に盛りつけそのままで。特に量は決めず、おいしいと感じる量をほどよく食べるようにしています。

    ここで一つポイントが。それは、豆に含まれる植物性タンパク質は、体内でタンパクを有効活用すするための指標「プロテインスコア」が低いため、スコアの高い動物性タンパクの食材と一緒にとること。そのまま食べるときや納豆と組み合わせるときは、かつお節をひとふりすれば、うまみもアップするので一石二鳥です。

    タンパク質をしっかり摂っていると、この時期にありがちな肌のゴワつきがなくなったり、風邪を引きにくくなったりとうれしい変化が感じられ、ちょっと幸せな気分になります。季節の変わり目も、栄養のパワーで機嫌よく毎日を送りたいなと思っています。

    image via Shutterstock

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  • 今年も開催! 天王洲で本とアートにひたる、アジア最大規模のアートブックフェア

    2017-09-20 17:0017時間前
    アート好きも本好きも、1日まるごと楽しめるイベント。アートに特化した本の祭典「TOKYO ART BOOK FAIR」が、今年は天王洲アイルで開催されます。 作家との会話も楽しみのひとつ

    今年で9回目を迎える「TOKYO ART BOOK FAIR」。アジア最大規模のアートブックフェアとあって、毎年多くの人が集まる大人気イベントです。

    今年は国内外の出版社、書店、ギャラリー、アーティストなど約350組が出展。さらに、6つのギャラリーが入居する「TERRADA ART COMPLEX」、建築模型に集積した「建築倉庫ミュージアム」、色を軸とした複合クリエイティブ機関「PIGMENT」やライフスタイルストア「SLOW HOUSE」など、周辺施設でもさまざまな展示やイベントが予定されています。

    個性的なブースをひとつひとつ巡り、出展者の作家やデザイナー、写真家、アーティストからアートブックのコンセプトを聞くのも楽しみのひとつ。ハンティングに疲れたら、運河沿いで販売されるフードやドリンクを片手に、来場者のためのラウンジスペースで寛ぐことができます。入手場所が限られるアートブックやZINE(自主制作の出版物)がこれほどたくさん集まり、手にとってじっくり眺められる機会なんて他にはありません。

    アジア4カ国のセンスに脱帽

    2015年から「TABF」では、ひとつの国のアートブック事情に焦点をあてた「ゲストカントリー」セクションが作られるようになりました。今年ピックアップされたのは、中国、韓国、台湾、シンガポールのアジア4カ国。日本では出版不況といわれますが、これらの国では自費出版が盛んで、アートブックシーンをにぎわせているのです。

    会場では、ドイツの美術出版社「Steidl」と共同で設立されたブックアワードの受賞者がイベントを行うとのこと。横尾忠則が装丁を手がけた本や雑誌を一堂に集めた展示や、資生堂『花椿』の80周年を記念するトークショーにも注目したいところです。

    新しいアートの発信地を散歩する

    会場となる「寺田倉庫」は、美術品の保存・保管技術にかけては一流で、アート推進事業にも非常に熱心。2016年に立ち上げた「TERRADA ART COMPLEX」は巨大な倉庫をリノベーションしたもので、「山本現代」など日本のアートシーンをけん引するギャラリーが誘致されました。

    元倉庫街が「天王洲アイル ボンドストリート」と呼ばれるおしゃれな通りに生まれ変わり、ストリートアートもあちこちに点在するなど、いまや新しいアートの発信地として注目される天王洲アイル。品川駅からのんびりと運河沿いを散策しながら、本とアートにひたる休日を楽しんでみてはいかがでしょう。

    TOKYO ART BOOK FAIR

    会期:2017年10月5日(木)~10月8日(日)
    会場:寺田倉庫
    住所:東京都品川区東品川2-6-10

    プレビュー・オープニングレセプション
    日時:2017年10月5日(木)15:00〜21:00
    入場料:1,000円

    会期:2017年10月6日(金)〜7日(土)12:00〜20:00、2017年10月8日(日)11:00〜19:00
    入場料:無料