(写真)戦争法廃止と安倍内閣退陣を求めて開かれた総がかり行動実行委員会集会=8日、東京都文京区
「必ず安倍政権を倒し、戦争法を廃止する。野党は協力を。今日は新たな決意の場です」―。「総がかり行動実行委員会」が、8日夜に東京都内で開いた集会では、2000万人を目標にした統一署名運動、毎月19日に全国で行動を続けることなど、主催者の訴えに会場が一体となりました。会場のシビックホールを埋めた人は力強い声援と拍手で応えました。
主催者を代表して、高田健さんがマイクを握りました。「戦争法は強行採決されたが、全国の怒りのエネルギーは消えず、むしろ希望が見えているように思えます。引き続きたたかいを続けよう」と呼びかけました。
集会では、戦争法に抗議し続けた学者、弁護士、学生など各界・各層の代表が発言。実行委員会に参加する団体からのリレートークもおこなわれました。
「安保法制に反対する学者の会」の佐藤学さん(学習院大学教授)は「今回の強行採決はクーデターです。断固阻止する必要がある」、日弁連憲法問題対策本部の山岸良太さんは「国会で決まったとしても、憲法違反は憲法違反。立憲主義を日本に取り戻す」と訴えました。
戦争法と国際協力NGOの活動に関わって、日本国際ボランティアセンター(JVC)顧問の熊岡路矢(くまおかみちや)さんが講演しました。
がんばる野党の国会議員も駆けつけ、日本共産党の田村智子参院議員、民主党の福山哲郎参院議員、社民党の吉田忠智党首があいさつしました。