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その13 操作される民主主義 フリーメーソンとカント倫理学 平等の暴走としての価値相対主義の弊害
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その13 操作される民主主義 フリーメーソンとカント倫理学 平等の暴走としての価値相対主義の弊害

2018-07-05 23:50
    ※この記事は無料ブログ「天野統康のブログ 金融システムから見る経済社会論」
    からの転載です。

    https://ameblo.jp/amanomotoyasu/entry-12388508841.html



    欧米の「操作される民主主義」を作り上げてきた中心勢力フリーメーソン。


    そのフリーメーソンの密教の基礎にあるといわれるのが18世紀のドイツの哲学者カントの倫理学である。


    現在の民主社会の病んだ闇の構造を理解するには、その原理をモデル化しなくてはならない。

    そこから、現在の民主主義が患っている病の有効な解決策が導き出されるはずだ。


    前回はフリーメーソン最上層部国際銀行権力が、カント倫理学に基づいた「人格」の
    保障を目的とした「個人の尊厳の実現」の意味を無意識化することで、人格と民主
    の原理の融合モデルを分裂させ、操作する方法をお伝えした。

    <リンク>その12 操作される民主主義 フリーメーソンとカント倫理学 目的を無意識化し原理を分裂させる方法




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    今回は民主主義が目的の意味を見失うことによって、価値相対主義に陥ること。

    価値相対主義は、価値そのものを否定するため、方向性を欠如させ、民主主義が
    健全に機能しなくなることをお伝えする。


    民主主義の目的である「個人の尊厳の実現」という概念の背景には、カントの理性
    に基づいた人格の定義がある。

    その本質が無意識化されてきたことについては以下のブログの記述にあるとおりである。

    (ほそかわ・かずひこの BLOG より以下転載)


    カント14~人間の尊厳


    人権の思想を世界的なものとした世界人権宣言は、第1条に「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である」と記す。また「宣言」を具体化した国際人権規約は、人権を「人間の固有の尊厳」に由来するものとしている。ここに人間の尊厳は、人類共通の思想となった。

    だが、では、なぜ人間には尊厳、言い換えれば価値があるのか。世界人権宣言も国際人権規約も、人間の尊厳を謳いながら、その尊厳について具体的に書いていない。


    https://blog.goo.ne.jp/khosogoo_2005/e/a5dbdf1ea89c7c9a757ef55cd6b816a8


    (転載終了)




    国連を通じて人間の尊厳を世界に向かって発信した1948年の世界人権宣言も、
    国際人権規約も、なぜ人間に尊厳があるのか?について具体的に書いていない。


    人間には自由と平等の基本的権利が与えられている、と述べられているだけだ。


    何故、自由と平等の権利が与えられるのか?についての根本的な理由が抜けているのである。


    個人に尊厳(自由と平等の基本的権利)が与えられる理由は、カント倫理学の
    人格の定義が背景にある。


    (ほそかわ・かずひこの BLOG より以下転載)


    カント14~人間の尊厳


    人間の尊厳という観念の背景には、キリスト教がある。ユダヤ=キリスト教の教義は、人間は神(ヤーウェ)が創造したものであると教える。神が偉大であるゆえに、神の被造物である人間は尊厳を持つ。しかも、人間は神の似姿として造られたとされる。人間は他の生物とは異なる存在であり、地上のすべてを支配すべきものとされる。ユダヤ教から生まれたキリスト教は、ローマ帝国の国教となり、近代西洋文明の一要素となった。人間の尊厳という観念は、キリスト教の神学に、受け継がれてきた。
     この観念が非キリスト教社会に受け入れられるものとなったのは、カントの哲学によるところが大きい。



    <中略>


    理性に従って道徳的な実践を行う自由で自律的な人格を持つ者としての人間の尊厳を説いたこのようにカントは、人間の尊厳を伝統的なキリスト教の教義から離れて、近代的な哲学によって意味づけ直した。それによって、人間の尊厳という観念は、世俗化の進む西欧社会でも維持され、同時に非キリスト教社会にも伝播し得るものとなった。その観念は、今も世界に広まりつつある。


    https://blog.goo.ne.jp/khosogoo_2005/e/a5dbdf1ea89c7c9a757ef55cd6b816a8



    (転載終了)



    従来のキリスト教的な人間の尊厳をカントは修正し、

    「普遍的な道徳法則を創る能力(理性)をもつ主体としての人格に最高の価値がある」

    と定義した。


    この最高価値に掲げられた人格を万人に保障するために、「人は自由で平等である」
    という自由、平等、友愛の民主の権利が万人に与えられている。


    ところが、世界人宣言も国際人権規約もその人格の説明が抜け落ちている。


    そのため基本的人権が何故与えられるのか?という理由が語られていない。


    つまり人格の概念は、民主主義の権利を語る場から無意識化されてきたのである。


    自由、平等、友愛、真理の諸権利が人格の保障のために与えられていることが
    分からなければ、それらの諸権利の価値的背景がなくなる。


    価値から分離した民主の諸権利は、価値を失った寛容さの状態、つまり価値相対主義に陥る。


    この民主主義を覆ってきた価値の存在しない権利の羅列=価値相対主義に陥った
    民主主義の問題について政治学者フランシス・フクヤマ氏の名著『歴史の終わり』
    には以下のように記述されている。




    (歴史の終わり 下 三笠書房より以下転載)


    P212


    民主主義社会では、あらゆるライフスタイルや価値観が平等だという信念が助長されがちだ。民主主義社会はその市民に、いかに生きるべきか、あるいは幸福や美徳や偉大さを身につけるにはどうしたらよいかを直接に教示したりはしない。その代わりに寛容の美徳が育まれ、それが民主主義社会の美徳のかなめとなっていく。そして、もしもある特定の生き方が他の生き方よりすぐれていると断言できなければ、人は生そのもの、つまり肉体や肉体の欲求や恐怖を肯定するところにまで後退していく。


    P253

    相対主義   

    あらゆる価値は相対的なものにすぎないと説き、いっさいの「特権的な見解」を攻撃する教義は結局のところ、民主主義的で寛容な価値をも損ねるはめになる。相対主義という武器は、選んだ敵にだけ狙いをつけるというわけいにはいかない。その獣は相手の見境もなく火を噴き、各種の「絶対主義」やドグマや揺るぎなき西欧的伝統の足元に弾丸を撃ち込むだけでなく、寛容や多様性や思想の自由に重きをおく伝統にも銃口を向ける。そしてもしも絶対的な真実が何ひとつあり得ないとしたら、もしもすべての価値がそれぞれの文化に応じて決定されるとしたら、人間的平等のようにこれまで育まれてきた原理もまた棚上げにせざるを得なくなってしまうにちがいない。


    (転載終了)


    それそのものを形成している本質的価値が無意識化されているなら、万人に認めら
    れた自由、平等、友愛、真理の民主の諸権利は権利の羅列を示しているに過ぎなく
    なる。


    何のための寛容か?という問いの「何の」という目的語が存在しないのだ。


    目的がないのだから、全ての価値は平等だ、というような表層的な価値相対主義が
    蔓延してしまう。


    その結果陥るのは、民主主義の諸権利を統合する本質を見失うことによって生じる
    分裂した諸権利の存在である。


    この権利の本質を失った状態が、民主主義を機能させなくすることについて
    フクヤマ氏は次のように述べている。


    (歴史の終わり 下 三笠書房より以下転載)

    P199

    権利の本質についての現在の議論の支離滅裂ぶりは、人間を合理的に理解できるかどうかという可能性をめぐる根深い哲学的危機から生じているのだ。権利は、人間とは何かという理解から直接生まれるものであるが、人間の本質についての合意がなく、あるいはそんな理解は原理的に不可能だと考えられているのなら、権利を定義することも、まがいものかもしれない新たな権利の誕生を阻止することもできない。



    P261

    現代社会が民主主義に向けて進化してきた一方で、現代思想は袋小路に突きあたり、人間とその独自の尊厳を形作っているものは何かについて合意に達することも、ひいては人間の諸権利を定義することも不可能になってしまったからだ


    (転載終了)


    権利の根本である尊厳を形作っているものの本質がうやむやにされているのであれば、
    そこから生じてくる権利もまた作為的なものになる。


    民主主義のもとで、市民の権利を侵害し国際銀行権力の利益になるまがいものの
    新たな権利(法律)が続々と誕生している。


    ・冤罪多発の司法取引

    ・何が秘密かわからないで処罰される秘密保護法

    ・相槌しただたけ犯罪になる共謀罪

    ・国家主権を多国籍企業に譲り渡すTPP

    ・人の生死さえ知ることができない個人情報保護法

    ・匂いをかいだという理由でも痴漢として逮捕される迷惑防止条例

    ・水道水から刑務所まで全ての公有財産を民間に売却する民営化

    ・超格差社会をつくりだす税制(金融取引の利益は分離課税で累進性が皆無)

    などなど。


    人格の保障という目的の意味を無意識化された結果、価値相対主義に陥った
    民主主義は、資本主義の欲望の理論に絡め取られ、

    お金の管理者に支配される社会の実現に向かっていく。

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    また民主主義を構成する各項目の性質を下の図のように利用して機能させなくさせている。


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    ・個人の尊厳(人格を最高価値としている個人の尊厳の実現の意味の無意識化)

    ・自由主義(市場原理の自由を暴走させて格差社会を実現)

    ・民主主義(マスコミ、学問、宗教などを管理して選挙や世論を操作)

    ・平等主義(平等の概念を暴走させて価値相対主義を蔓延させる)


    そもそも人格を最高価値に定義している民主主義おいて価値相対主義が蔓延する
    のは、人格が最高価値であることが無意識化されているために起こる現象である。


    その結果、普遍的な基本的人権と、国民主権の民主主義を掲げながら下の図の
    ように国際銀行権力の望む政策に誘導されていくのだ。




    以上のように国際銀行権力は200年にもわたって、資本主義経済も民主主義社会もそのシステムの根本(経済では信用創造、政治では人格)を無意識化することで洗脳する仕組みを構築してきた。


    次回はこの恐るべき洗脳システムを健全に変革していくための改善策について解説する。


    次回に続く



    (記事終了)



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    <リンク>7/7(土)銀行業の信用創造(お金の創造)を無くす前代未聞の国民投票がスイスで実施など



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    ■フリーメーソン最上層部ユダヤ系国際銀行権力に操作される日米欧の自由民主制(資本主義経済と民主政治)のモデル


     


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    <リンク>頂いた書評の一覧 『世界を騙し続けた[詐欺]経済学原論』 『洗脳政治学原論』

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