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防災情報のてびき 第一回:火山
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防災情報のてびき 第一回:火山

2021-08-30 12:00

    管理者のSCです。
    今日8月30日から9月5日は防災週間です。
    そこでBSC24では防災週間の間毎日「防災情報のてびき」と題しまして、様々な機関から発表される情報について解説するブロマガを投稿してまいります。

    今回は火山に関する情報について解説します。

    1.そもそも噴火とは?

    噴火とは、火山からマグマや火山灰が噴出される現象のことです。噴火は「マグマ噴火」「水蒸気噴火」「マグマ水蒸気噴火」の3つに分けられます。

    I.マグマ噴火

    名前の通り、マグマそのものが噴出する噴火を指します。

    II.水蒸気噴火

    マグマ自体は噴出せず、水がマグマによって温められて噴出する水蒸気爆発によって起こる噴火です。

    III.マグマ水蒸気噴火

    マグマと水が触れて水蒸気爆発を起こし、同時にマグマを噴出する噴火です。


    2.噴火した場合どのような情報が出るの?

    噴火された時に発表される情報は「噴火速報」「噴火に関する火山観測報」の2つがあります。

    I.噴火速報

    噴火速報は登山者や周辺の住民に対して、火山が噴火したことを端的に伝える情報です。この情報を受信した場合、対象火山の周辺にいる人はいち早く下山・シェルターや避難小屋に退避・入山を控え山から離れるなどの対応が必要です。

    II.噴火に関する火山観測報

    噴火に関する火山観測報は噴火の発生やその詳細を伝える情報です。当放送でよく出る情報の一つです。内容は噴火した火山(火口)名・日時・現象・噴煙高度や流向で、最大振幅や空振計、噴石の情報が入る場合もあります。


    3.噴火警報・予報とは?

    噴火警報・予報は噴火によって被害が出る恐れがある場合に出る情報で、噴火警戒レベル対象火山の場合は5段階のレベルで発表されます。

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    噴火警報・予報の一覧。

    噴火警戒レベル5(避難/居住地域厳重警戒)の場合、居住地域からの避難が必要となります。
    噴火警戒レベル4(避難準備)の場合、要配慮者(高齢者・障がい者など)は居住地域からの避難、他の人は避難準備が必要となります。
    噴火警戒レベル3(入山規制/入山危険)の場合、登山禁止・入山規制などの立ち入り規制が行われ、要配慮者の避難準備が必要となります。
    噴火警戒レベル2(火口周辺規制/火口周辺危険)の場合、名前の通り火口周辺への立ち入り規制が行われます。

    この他、海底火山の場合は周辺海域警戒(警報)があり、発表された場合は周辺海域(空域)での船の航行や飛行機の航行を避ける必要があります。




    4.さいごに

    今回は火山に関する情報について特集しました。噴火は地象の中でも比較的予測しやすい部類ですが、それでも突発的に噴火が起こることは十分に考えられます。火山の周辺に住んでいる方は、今一度ハザードマップを確認し、いつ起きても良いよう備えるようにしてください。

    第二回では津波について取り上げます。



    防災情報関連リンク

    気象庁|知識・解説 火山


    引用・出典・権利表示

    サムネイル背景画像:写真AC「噴火した桜島」

    その他画像・文章の作成:自然災害情報共有放送局
    (C)2021 Bousai Share Channel



    ブロマガ作成

    文章:SC
    画像:SC
    サムネイル:SC

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