「小飼弾の論弾」で進行を務める、編集者の山路達也です。
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 今回は、2025年02月18日(火)配信のテキストをお届けします。

 次回は、2025年03月11日(火)20:00の配信です。

 お楽しみに!

2025/02/18配信のハイライト

  • カルロス・ゴーンと『戦闘妖精・雪風』新刊
  • 「Googleと軍事」と「どこまで脱中国ができるのか」
  • トランプとマスクは「うまくいってたものを壊しているように見える」
  • 視聴者質問「アメリカカナダ戦争」と「持たざるものはどこかで博打を」
  • 日本は逆転のチャンスがまだある国
  • 「遺伝に関わらないナナフシのオス」と「300億羽のニワトリ」

カルロス・ゴーンと『戦闘妖精・雪風』新刊

山路:さっそくなんですけど、ホンダと日産、いろいろ統合するたらしないたら、みたいな話を延々とやってるじゃないですか。

小飼:いや、なかなかの水と油っぷりですよね。

山路:最初は対等な感じで統合するかみたいなことを言ってたら、

小飼:対等は無理でしょう、どう考えてもホンダ優位でしょう、

山路:で、もうホンダが日産の完全子会社化を目指すみたいな感じで話を持ちかけたら、日産側がもうへそを曲げたみたいな感じですね、

小飼:というのか、日産の現経営人が、いや、まぁでも確かに日産って本当に経営人がクソのおかげでこうなってしまったと。

山路:カルロス・ゴーンが悪かっただけではないみたいな?

小飼:いや、じゃなくって、だからどう叩き出したか。いや、カルロス・ゴーンの追放劇というのは大悪党を、

山路:大悪党(笑)、

小飼:小悪党たちが徒党を組んで追い出したというのが真相に近いので。

山路:ぜんぜん勧善懲悪のストーリーではないわけですよね(笑)、

「日産のプライド高すぎ」(コメント)

小飼:じゃなくて、日産の現経営人の経営力がなさすぎ。

山路:あはははは、

小飼:そっちですよ、だからプライド高いのはいいのさ、プライド高いのはいいのさ、

山路:それに見合った能力がないと、

小飼:そうです。トヨタの御曹司なんて、今の自動車業界の経営人のプライド全部足したよりもずっとプライド高いですよ。

山路:(笑)日産って役員の数がまためちゃめちゃ多いらしいですよね。

小飼:まあ多いけれども、JTCっぽいといえばJTCっぽいな(笑)、

山路:トヨタよりもずっと多いっていう(笑)、

小飼:まぁでも、まだ2桁じゃん。みずほは3桁いってたんだよね、確か。今もそうなのかしら。

山路:へええ。いや、それもなんかすごいですね。

小飼:最低人数って何人だったっけな、上場企業の取締役会というのは。普通の会社であれば、もう本当に、合同会社だったらもう一つでできる、でも株式会社は3人プラス1かな。

「これ鴻海はなんで欲しいの?」(コメント)

山路:って、なんかそういう日産と組みたい、日産を買収したいとか、

小飼:BYDみたいなポジションにつきたいのかなと。

山路:電気自動車?

小飼:そうそうそう、だからBYDも、バッテリーだったけど、待って、車作れないって。

山路:これ、弾さん的には日産ってそういう経営陣のダメさを除けば、魅力ある、そういうものをまだ持ってると思いますか?

小飼:リーフがまともに作れるようになったっていうのは、サクラは半分以上三菱だしな。じつは三菱がダークホースなんで。三菱自動車が。

山路:それは『空飛ぶタイヤ』とかで話題になった三菱が、今いい車、

小飼:そういうところなの。じつは技術はけっこうきちっとしてて。

山路:『空飛ぶタイヤ』はあれは事故の話ですけどね(笑)。

小飼:ああいうのをどうするかっていうのもまさに経営なので。三菱もまさに経営がダメなケースで。

山路:今、三菱はいい車を作ってる?

小飼:少なくともアウトランダーはなかなか魅力的な車ではないかと思います。で、じつはサクラの中身も、じつは三菱なので。

山路:じゃあ車を作る能力はけっこう三菱は高い?

小飼:少なくとも低くはない。EVに関する技術というのはだからけっこう、たぶんホンダよりもあるんじゃないかな。

山路:へえー、そうなんだ。

小飼:ハイブリッドに関してはホンダのほうの一日の長があると思うけど。

山路:車ぜんぜんわからないもんで。

小飼:ホンダもEV作ってたけども、ものすごい、いやーこれはないわっていうすごい外したやつでして。

山路:ああ、bZ4……、

小飼:いやそれは違う、トヨタから。

山路:そうか。

「ホンダはソニーカーを出すから、日産と組まなくてもいい」(コメント)

小飼:あ、組まなくてもやっていけるとは思いますよ。というのか、組むっていう風になったら、だからホンダの株価はけっこう凹むとは思います。大抵の合併話というのは、存続会社のほうが株が下がってっていう風にはなるけれども、だからホンダの場合なんかけっこう来ると思う。

山路:ホンダってあんまり乗り気じゃなかったんですかね、そもそも。

小飼:どうなんだろうね。

山路:なんか記事によっては、国の方からいろいろあれこれ言われたんじゃねーかみたいな、そういう経産省とかそういうところから言われたんじゃねーかみたいなそういう噂話もありましたけどね。

小飼:いや、でもそもそもホンダは、トヨタと日産が日本の二大自動車メーカーだった時に、じゃあうちも車出しますって言った時に経産省じゃなくて、当時はなんだったけ、えーと、当時はなんだ、

山路:通産省。

小飼:通産省、通産省。通産省に日本に自動車メーカーは3社もいらない、みたいなことを言われてたんですよね。

山路:結局なんかそれは正しかったということでもあるのかな(笑)。

小飼:えーと、まぁ仮にホンダが日産と三菱を食うっていうことになったら、トヨタとホンダが残るという。

山路:そうなるのかなって、ほんと思いましたけどね、今回のって。で、さっきちょっとリンクも出たんですけども、フィナンシャルタイムズの報道で、ホンダの関係者によると日産の内田社長が退任すれば統合交渉を再開してもいいよと関係者が言ってるというような、どっちがリークしたんだか、誰がリークしたんだか、よくわからない記事が(笑)、

小飼:実際に、日産の中の人たちの願望なんじゃないかな。

山路:そこまで日産の経営能力というのは低く見られてる、中の人にもってことなんですかね。

小飼:いや、なんと言えばいいのかな。あれだけ技術力があるはずなのに売り方、持っていき方を間違ったばっかりに、っていう。

「カルロス・ゴーンはどう追い出すのが正しかったの?」(コメント)

小飼:いや、検察にちくったんだよね。

山路:お上の力を。

小飼:まあ、でも、ちくったやつも今は辞めてたはずだけれども。

「フジの中の人の日枝退任願望みたいな」(コメント)

小飼:いや、でも日枝とはちょっと違うというのか、まぁカルロス・ゴーンという人は非常にグリーディーな人ではあったけれども、いわゆるcar guyでもあったよね。

山路:車が好きだった?

小飼:そうそう、車が好きで、こういう車を作ってほしいっていうことを、本当に具体的に例を挙げて言える人ではあった。

山路:そういう意味で自動車会社の経営者としては、けっこう適任だった。

小飼:まぁでもちょっとグリーディーすぎるというのは。ちょっと強欲すぎるというのは、いや、どんな会社の経営であれ、ちょっとあれだけの強欲はちょっと無理があるわ。無理があるが、でも少なくとも、自分がどんな会社を経営してて、どんなものを売ってるのかっていうことには通暁してた人だし。で、結局、前に日産が経営危機になった時にルノーが出資してくれて、そのルノーが送り込んだ人でもあるんですね。

山路:そうでしたね。そうでした。そうでした。それにしても、この自動車会社の統合交渉って、つくづく今の時代の自動車会社をやるってことの難しさを感じさせるような。

小飼:昔から、内燃機関の自動車を作ってきたっていうところは、もうかなり守勢ですよね。

山路:私なんかもぜんぜん車、自動車には興味なくて、いちおう免許は持ってるけども、ペーパードライバーで。

小飼:まぁでもそういうところも時代が変わったというのか。山路さんのように自動車に興味がないということが当たり前になってきたっていうのも、これ日本だけでなくてアメリカでもそうなんです。

山路:ああ。

小飼:そう、車なきゃ暮らしていけないようなところで成人になった、18歳の時点の免許保有率というのが、かつては9割を超えてたんだけども、今、4分の3切ってるんです。

山路:アメリカで?

小飼:アメリカで、そうそう。

山路:それこそニューヨークとかだったら、Uberとかでいいや、みたいな。

小飼:そうそう。

山路:ちょっと移動するんだったら。それ以外は、歩きか自転車かみたいな。

小飼:そうそうそう。

山路:で、車の代わりにスマホを使うわけだ。

小飼:そうそうそう。なんだけれども、かつてガジェットに魅せられた人たちというのは、どのガジェットに魅せられてたかって言ったら、車なんですよ。自動車雑誌って、いまだにいっぱいあるんでしょ。週刊誌すら、あるじゃん。だけど、たとえば白物家電ってないじゃん。

山路:パソコン雑誌もずいぶん減りましたしね(笑)。なるほどね。

小飼:そう、『ベストカー』はあっても、『ベストリフリジェレイター』とか、

山路:家電マニア、いるはいるけどもな(笑)。

小飼:いるはいるけれども、趣味として、眺めるものとして。

山路:そうですね。なんていうか、多くの人のステータスだったりとか、アイデンティティみたいな、そういう風な位置づけのものではないですもんね。

小飼:そうそうそう。

山路:車ってけっこう自分っていうのを表現するための手段だったみたいなところもあるだろうし。

小飼:そう、最高学歴の持ち主が運転免許証を持ってないというのが、別に珍しくなってきてる。

山路:それこそ、GAFAなんかで働いてる、

小飼:そう、A地点からB地点まで行けりゃいいじゃん、というね。

山路:それこそビッグテックとかだったら、もうバス出してくれるやろ、っていう。

小飼:そうなんだよ。

山路:通勤バスを(笑)。

小飼:そうなんだよ。

山路:サンフランシスコでは。

小飼:うん。それよりもひと回り年齢上の人たちというのは、メルセデスやBMWを好んで買って乗り回してた層なんだよね。

山路:いやー、ずいぶん変わりましたね。それでEVとか、

「オートマ限定という概念がない時代に」(コメント)

小飼:ああ、僕もそうです。じゃあ、ちょっと、

山路:私もいちおうマニュアルで免許は取ったんですけどね。

小飼:ああ、僕はカリフォルニア州のやつを日本のやつにコンバートしました。もう見事に年がバレることがありますね。条件などに、メガネなどというのは見ればわかるんですけども「中型車(8トンに限る)」っていう。これは昔、これはもう既得権というやつで、マイクロバス運転できるんですよ。

山路:今はできないんでしたっけ?

小飼:今は普通にとるとダメです。

山路:普通免許ではということ?

小飼:はい。

「なんか、今の自動車ってEV含めてあんま魅力を感じないんだよな」(コメント)

小飼:そういう中でTeslaの成功の秘訣というのは車として魅力的なやつを最初に出したんですね。

山路:スパイダーとか、モデルSとか?

小飼:2シーターの座席が2つしかない、オープントップのやつで、10万ドル以上するというね。

山路:Teslaなんかは高級車を出して、それから普及車を出している、あとBYDなんかってけっこう手頃のやつをバンバンバン作っているみたいな感じじゃないですか。以前、弾さん、今後自動運転車とかが普及してきた時に、それを果たして所有するっていう形で続くんだろうか、みたいな話をしてたことがあるじゃないですか。これ今、考え変わってます? 自動車って相変わらず所有していくのだろうか?

小飼:そうねー、所有欲。確実に自動車はA地点からB地点まで運んでくれればいいよという人たちが増える一方、その逆にそれでもなお自動車を持とうっていう人たちは、高級路線に行くんじゃないでしょうか。

山路:なるほど。実際の所有の意味での台数とかは減るかもしれないけども。

小飼:まぁでも意外と自動運転来るのは遅いですね。

山路:遅いっすよね。もう2020年ぐらいには来てるもんだろうと思ってましたよ。

小飼:こうすれば来るぐらいになっててしかるべきだけれどもね。やっぱり歩行者を轢かないようにするにはっていうのは、けっこう高いハードルなんだよね。

山路:人間と同じでは納得がいかないんでしょうね。

小飼:いや、それはそうよ、人間は普通に事故るし、歩行者は轢くじゃん。

山路:人よりもちょっといいぐらいではダメなんだろうなっていう、本当に。圧倒的に何か事故を起こさないっていうんでないと、まあまあ大変だよな。あ、

「プリウスミサイル怖いから早く自動運転普及してほしい」(コメント)

山路:って、本当そう思いますね。

小飼:本当そう思うよ。雪風ぐらい賢い。あ、まぁでも雪風はな、飛ぶし、事故りそうになったらから機関砲で、

山路:障害物排除しちゃうから。

小飼:そうそうそう(笑)。除雪車吹っ飛ばすしね。

山路:ちなみに『戦闘妖精・雪風』の新刊、明日発売ですよね。

小飼:いやー、あの間と間っていうものを待つというのか、まあでも、読んどくべきなのかなー、神林長平先生もなかなかいい年だし。

山路:もう70くらい?(※編注:配信の時点で71歳)

小飼:70いくつだったっけな。まぁでもなんか猫と戯れてる番組見たぞ。

山路:そうはそうでも、なんかこうコロッと逝っちゃうことありますしね、仮に若かったとしても。なんか今回って『戦闘妖精・雪風』の第4作から第5作ってえらい短いですよ。2年ぐらい?

小飼:おお、なんかすごいペースだな。

山路:第3作から第4作って20年ぐらい空いてる、もうちょっと短かったか。まあ、かなり空いたように思ったんですけど(※編注:第3作の『アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風』は2009年刊、第4作『アグレッサーズ 戦闘妖精・雪風』は2022年刊)。

小飼:かなり空いてますね。いや、まあでも『雪風』傑作、いや、もちろん傑作だし、もう代表作中の代表作ではあるんだけども。それでも最初の巻の終わりがあまりにきれいで。え、これで続編書いちゃうの? ってけっこう叫んだよ。それはねえよーって。

山路:蛇足になるんじゃないかと思いましたよね。

小飼:いやいや、本当に。お前は『宇宙戦艦ヤマト』かって言いそうになりました(笑)。すみません。

山路:ただ、面白かったからな。続編も。

小飼:同じ続編であれば、『敵は海賊』をもっとダラダラ続けてくれても。

「今年は『敵は海賊』出したいらしい」(コメント)

小飼:おお!

山路:ほんとかな? 出るのかな?

小飼:そんな執筆欲旺盛でいらっしゃるのか。それは頼もしい。

山路:すごいですね。へえ。なんかつい話ずれちゃいました、『戦闘妖精・雪風』の話にずれちゃいましたけど。

小飼:いや、だって神林長平作ってよ。あの中のほんとに一作でも一生の間に物にできれば、ねえ、ほんとにもう死んでもいいっていうぐらいの密度の作品じゃないですか。

「Googleと軍事」と「どこまで脱中国ができるのか」

山路:話、自動運転から『戦闘妖精・雪風』のほうに行っちゃいましたけども(笑)。ちょっとじゃあ日本企業のみたいなところの文脈でもう一つ、行っとこうと思ったのがこれ。これまた冴えないニュースなんですけども(笑)。ITの経験があると、そういう派遣会社の社員に偽らせて人材を派遣してたっていう会社が高裁の判決で768万円の賠償命令を食らったっていうんですけど、ちょっと気になるのが、これって詐称をさせられた、人材会社の登録者に対する精神的苦痛の賠償なんですよね。

小飼:まぁそうだよね。

山路:つまり、なんていうか、こいつが嘘ついて迷惑かけた派遣先の会社とか、そういうことに対する損害賠償ではぜんぜんないわけですよね。いっちゃなんですけど、

小飼:なんか白タクを強要させられた、みたいな感じだよね。

山路:そうそうそう。本当だったら、きちんと教育するなりとか、スキルのあるやつを送り出さなきゃいけないわけじゃないですか。それって製造者責任的な、なんて言えばいいんだろう。

小飼:まぁでも確かにIT業界ってその辺がいい加減というのか、たとえば医療であれば、医師免許ですとか看護師免許ですとか、あといろいろな技官にも資格があるわけですよね。法曹であれば、もう司法試験というものがあるじゃないですか。で、これが建築だったら、ちゃんと建築士ってあって、免許がなければ、それ、そもそもできないってなってるじゃないですか。でもITの場合っていうのは、まだそれがないし、そういうものを設定するには進歩が早すぎるというのもあるんですよね。

山路:情報処理のいちおう資格というか、試験みたいなのもありますけど、それを持ってることが腕のいい悪いのを証明にならないですよね。

小飼:IPAのこの資格がないとそれができませんっていうことは、ないですからね。僕はそういう資格持ってないですけども、エッジrouterの設定とかしてましたし。そう、しくったら、日本のインターネットが止まるみたいなことも平気でやってましたからね。

山路:へぇー(笑)。

小飼:だって、他にできるやつがいないんだもん。いなかったんだもん、だな。今はいる。

山路:確かにな、なんか、そういう分野のところで、

小飼:「ITパスポート」(笑)、

山路:これ、ITパスポートってなんか、そういう資格みたいな文脈で時々聞きますけど。

小飼:もう、本当に入り口で、たぶん英検5級とか、そういう感じの資格だったというふうに。

山路:英検って、5級ありましたっけ(笑)、

小飼:5級できたらしい。

山路:あ、そうなんですか。あ、それは失礼しました。そうなんだ。冗談で言ったかと思った。

小飼:英検も増えてるんですよね。僕が受けさせられた時っていうのはもちろん、4が3、準何級というのがなかったな、そもそも。

山路:英検準1級はありますね。

小飼:はい。僕は1を取らされました。塾で教えるにあたって。というのも、僕の生徒たちのとりあえず、とりあえずっていうのもあれかな、わりと最終的な目標が準1級だったので、高校生対象だったので。あ、5級できてますね。はい、合ってる。ちょっと待って、準2級、順2級プラスというのができたのか。

山路:なんか細かいな(笑)。

小飼:細かいな。

山路:そんなに英語の能力って細かく分ける必要があるのか、

小飼:で、僕が2級を取ったのが、中2だったっけな。中1だったっけな。それを取った前後にもう行くの、中学行くのやめなんですけどね。

山路:しかし、さっきのIT未経験者に詐称させたみたいな業者のこと聞くと、えらくその塾、良心的じゃないですか(笑)。

小飼:いや、まあ、確かにね。

山路:なんか、ちゃんとしてるわ、それ(笑)。すごいな。

「中1か中2で、2級取るって化け物だよ」(コメント)

山路:って書いてある、

小飼:そう? あ、確かに、いちおう2級というのが高校でちゃんと英語をやれば、ここまで行ける、のはずでした。当時も、今も。

山路:まぁその「ちゃんと」っていうレベルっていうのが(笑)。

小飼:いや、準1というのは本当に大卒のレベル、それを高校のうちにクリアしとこうというのが目標だったわけですね。1というのは本当にそれで食える、で、僕の場合、それが食うネタだったんで。ほかに国連のやつも取らされたな。

山路:へぇ、その塾で。すごいな(笑)。そこの講師のレベルが半端ねえ。

小飼:いや、英語の資格のほうが僕、持ってるんですよ(笑)。

山路:プログラマーの資格は持ってないのに(笑)。