おはようございます。マクガイヤーです。
いよいよ本格的に花粉症が辛い季節になってきました。
この感じがゴールデンウィークくらいまで続くかと憂鬱ですが、やり過ごしてゆくしかりませんね。
マクガイヤーチャンネルの今後の放送予定は以下のようになっております。
〇3月9日(日)19時~ 「最近のマクガイヤー 2025年2月号」
お題
・時事ネタ
・映画ドラえもん のび太の絵世界物語
・フライト・リスク
・ウィキッド ふたりの魔女
・TATAMI
・名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN
・ANORA アノーラ
・ブルータリスト
・ウルトラマンアーク THE MOVIE 超次元大決戦!光と闇のアーク
・キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
・Broken Rage
・セプテンバー5
その他、いつも通り最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。
〇3月24日(月)19時~ 「『Flow』とどうぶつ映画(仮)」
3/14に映画『Flow』が公開されます。大洪水に呑まれつつある世界で一匹の猫の冒険を台詞無しで描く長編アニメーション映画です。監督のギンツ・ジルバロディスは前作にして長編デビュー作『Away』の監督・製作・編集・音楽を新海誠ばりに1人で手がけたこと、本作は既にゴールデングローブ賞のアニメーション映画賞を受賞し、アカデミー賞では長編アニメーション賞、国際長編映画賞の2部門にノミネートされていることでも話題です。
特に注目したいのは、猫の冒険を『Away』と同じく台詞無しで描く劇映画という点です。動物の擬人化、人間と人間以外の動物、映像とその解釈、ドキュメンタリーと劇映画、アニメと実写……様々な語り口のある映画です。
そこで、『Flow』を解説しつつ、さまざまな人間以外の動物を主人公とした「どうぶつ映画」を合わせて語りその本質に迫るような放送を行います。
ゲストとして映画ライターの竹島ルイさん(https://x.com/POPMASTER)と編集者のしまさん(https://x.com/shimashima90pun)に出演して頂く予定です。
〇4月前半 「最近のマクガイヤー 2025年4月号」
詳細未定
いつも通り最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。
〇4月後半 「『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』と濃爆おたくスタジオ カラーの野望(と富野由悠季の怒り)」
4/8深夜よりガンダムシリーズの新作『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』が放送されます。昨年の12/4に発表された時点では完全に謎のガンダムシリーズでしたが、1/17に公開された「劇場先行上映版」である映画『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』にてまさかの世界観――1st『ガンダム』の一年戦争でジオン側が勝利した世界――が判明し、サイバーコミックスや『濃爆おたく先生』や『ギレンの野望』が映像化を果たしたかのような映画の前半に大興奮したガンダムおじさんは自分だけではないはずです。一方で、映画の後半は『フリクリ』や『トップをねらえ2!』と同じような人物配置や同じようなテーマが垣間見え、『GQuuuuuuX』が庵野秀明ではなく鶴巻和哉の作品であることがはっきりと分かるものになっていました。
そこで放送開始にあたり、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の見どころについて解説・予想するような番組を行います。
ゲストとしてお友達の虹野ういろうさん(https://x.com/Willow2nd)をお迎えしてお送り致します
〇藤子不二雄Ⓐ、藤子・F・不二雄の作品評論・解説本の通販をしています
当ブロマガの連載をまとめた藤子不二雄Ⓐ作品評論・解説本『本当はFより面白い藤子不二雄Ⓐの話~~童貞と変身と文学青年~~』の通販をしております。
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また、売り切れになっていた『大長編ドラえもん』解説本『大長編ドラえもん徹底解説〜科学と冒険小説と創世記からよむ藤子・F・不二雄〜』ですが、この度電子書籍としてpdfファイルを販売することになりました。
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合わせてお楽しみ下さい。
さて、本日のブロマガですが、10周年記念回のおまけとして、自分が印象に残っている過去回について書かせて下さい。
●豪華ゲスト出演回
まず一番に思い出すのは豪華ゲスト出演回です。
具体的には、有料化初回の岡田斗司夫出演回、大西裕弥さんと中村佑介先生に出演して頂いたトランスフォーマー回、町山智浩さん出演回などなどですね。
当初は岡田斗司夫チャンネルを間借りする形で運営していた当番組ですが、(岡田斗司夫に)色々あって独立する際の初回に出演して頂きました。ニコ生の登録者数に勢いをつけて貰ったこともあり、これについては今でも感謝しております。
自分は小学生の頃アメリカに住んでいまして、G1こと『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』を現地アメリカでリアルタイムに体験しました。トランスフォーマーには並々ならぬ思い入れがあるのですが、トランスフォーマーのデザイナーである大西裕弥さんをお呼びして番組ができたのは感慨深いものがありました。世界的なイラストレーターである中村佑介先生と「トランスフォーマーともだち」という不思議な関係性を築くことにもなりました。
映画評論家の町山智浩さんは、光栄にも川越スカラ座でのイベントにお呼び頂いたのを契機に出演して頂けるようになりました。映画をメインに扱っているチャンネルですので視聴者の皆さんにご好評頂いているのですが、一番楽しいのは横で話を聞いている自分だという確信が今でもあります。
いずれも、弱小チャンネルであるマクガイヤーチャンネルでは、豪華ゲストに出演交渉をするのは自分ことマクガイヤー本人であるわけですが、交渉中のドキドキ感含めて強く印象に残っています。
●意外にも成立した回
10周年記念回でも話しましたが、「絶対に話したい!」というテーマはすぐに無くなっちゃうわけですよ。また、個々のテーマには映画やイベントと連動させる等のやるべきタイミングがあります。その結果、来月は何について話そうか困ってしまうという「ネタ切れ状態」に、早い時期に陥ることになりました。
こういう時は周囲の「これについて話して欲しい」というリクエストがあると助かります。自分なりの話し方ができないので採用しない場合も多いのですが、「前々から興味があって調べていた〇〇と××を△△の切り口でやれば成立するじゃん!」となる場合もあります。
ふなっしーを扱った回はまさにそのような回で、しまさんがファンだというふなっしーの本質を、みうらじゅんが発明した「ゆるキャラ」という概念で改めて捉え直すという、思いがけず上手く成立した回になりました。オチの「最終的にふなっしーは選挙に出馬する」は、今でもありえると思っています。
『食人族』とカニバリズムの回もそのような回でした。元々細菌やウイルスが感染源ではない感染症としてのプリオン病に興味があって色々と調べていたのですが、そのままプリオンや狂牛病について解説するという立てつけでは誰も観てくれません。しかし、この時番組のファンからカニバリズムについて解説してくれというリクエストがあったのでした。プリオンを軸にカニバリズムの歴史やデメリットについて解説しつつ、映画『食人族』も絡める――というやり方で間口の広い番組になったのではないかと思います。
いずれも、ありふれたネタ(知識)のパッケージや組み合わせを工夫することでありふれていない解説になる、ということを学べたのは良い経験でした。
●もっと上手くやれたはず回
一方で、今となっては後悔している回もあります。
特にSTAP細胞騒動について語った回は後悔しています。騒動から時間的に間が無かったこともあり、小保方さんを擁護する形で締めていますが、小保方さんの手記や日記が出た今となっては、擁護する要素はほとんど無いと考えています。
『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』について解説した回は評判が良かったのですが、脚本を担当した円城塔についての解説が浅かったかもしれません。特にこの後、円城塔が書いた小説版『ゴジラ S.P』が発表されたのですが、研究者の屈託が描かれていたことは特筆すべき点だと考えています。
『ダンジョン飯』回も今となっては悔いが残ります。放送時点で著者の九井諒子は僅かなインタビューにしか答えていない謎の漫画家だったのですが、連載を終えて一息ついたのかその後多数のインタビュー記事が発表され、『ダンジョン飯』の発想の基となったあれやこれやが明らかとなったのでした。また、自分の『ウィザードリィ』についての知識が中途半端というのもありました。
●次の10年もよろしく!
そんなわけで、上手くいった回よりも上手くいかなかった回の後悔の方が強く印象に残っていたりします。また、『ワイルドスピード』回や『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』回のような、リアルタイムでの映画公開のタイミングに合わせて行った回は何を話していたのかすぐに思い出せなかったりもします。その時その時を頑張って番組を続けていたら10年経ってしまったという感じです。
次の10年も頑張っていきますので、生暖かく見守って頂けると幸いです。
番組オリジナルグッズも引き続き販売中です。
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