ハックルベリーに会いに行く
良くも悪くもバブル崩壊以降の「失われた30年」におけるデフレ経済が、今の日本の価値基盤となった。「住む」ということについてもそうだ。今はすでにインフレに突入しているが、まだまだデフレマインドから抜け出せない人は多い。
そしてデフレ経済こそ「丁寧な暮らし」を育む上での温床となった。例えば、丁寧な暮らしをする人は、賃貸住宅に暮らしている確率が高い。それも都会のマンションやアパートなどの集合住宅に暮らしている。
なぜかというと、デフレ社会では都会のマンションやアパートなどの賃貸価格が下がって、若者でもリーズナブルな値段で住めたからだ。おかげで、そこに暮らす独身の若い女性が爆増した。そんな彼女たちを中心に、「丁寧な暮らし」が広まった。
話は少し逸れるが、デフレ社会のときには「賃貸か持ち家か」という論争があった。賃貸と持ち家、どちらも一長一短があるので、両者が論争すると盛り上がったのだ。
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