この連載は、今回で最終回とする。

この連載は、そもそも「住む」ということに無自覚な人が多い、という気づきから始まった。ぼく自身は、ずいぶん前から「住むとは何か?」を哲学的に考えてきたのに、ほとんどの人がそれを考えていない。

しかしアーリーアダプターのぼくが考えていることは、少し遅れて世の中の人々が考えるようになる。だから、これから多くの人が「どう住むか?」を考えるようになるだろう。それに先駆けて「どう住むか?」ということの概念を体系化できないかと思ったのだ。

そうしたところ、話は紆余曲折し、結局「現代人のありよう」について字数の大部分を割くこととなった。そしてそこでの結論は、「現代人は二極化している。それは都会族と田舎族である」――というものとなった。

都会族はパーカーを着ており、田舎族はフリースを着ている。いずれもユニクロのものを着ているケースが多く、その点で無印良品は危機に立た