ハックルベリーに会いに行く
太平洋戦争を始めたのは誰の責任か。
それは間違いなく日本の愚かな民衆だ。民衆が始めた。この民衆に押し切られ、陸軍も天皇も戦争を始めざるを得なくなった。
では、戦後に「戦争反対」を声高に叫んでいるのは誰か? それは皮肉なことに、戦前に「開戦」を叫び続けた愚かな民衆である。民衆はいつでも長期的なビジョンを持たず、そのときの気分で右往左往する。ぼくが戦後の、そして今の戦争反対に与しないのはそのためだ。
『はだしのゲン』という素晴らしいマンガに鮫島という男が出てくる。戦中には町内会長を務め、民衆の参戦意欲を煽るだけ煽った。逆に、戦争に反対するゲンの父親やゲンにはあの手この手で嫌がらせをした。
その鮫島は戦後どうなったか? なんと戦争反対を叫んで国会議員に立候補し、しかも見事当選しているのである。これが戦後の実相である。戦後に戦争反対を叫ぶ人々の実相だ。
つまり戦後あるいは今、「戦争賛成」を