1979年4月1日、大会5日目の第三試合、池田は一回戦で強豪天理を下した山形県代表・鶴商学園とぶつかった。

この試合は、両校エースの投げ合いが注目された。池田の橋川正人は、秋の県大会、四国大会で際立った勝率あるいは防御率を誇っていたし、一方鶴商学園の君島厚志は、前述のように一回戦で、強打の天理を粘りの投球でわずか2失点に抑えていたからだ。

しかし蓋を開けて見ると、試合は結局池田の完勝に終わった。打線は初回に「まさか」のスクイズで先制点を挙げると、4回に2点、5回と7回にはともにソロホームランで1点ずつ加点し、最終的に君島から5点を奪った。

一方の守りは、橋川のコントロールがなかなか定まらず、9回で140球を投げさせられたものの、とうとう鶴商を完封した。そうして5-0と完勝を遂げたのである。

この試合は、池田の投打にわたる強さが際立った格好となった。またホームランを2本打つという、後