大会後恒例!RIZIN広報の笹原圭一さんがRIZIN仙台総括します!(聞き手/ジャン斉藤)


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・武尊、井上尚弥、平良達郎の「聖なる試合」と、RIZIN神戸■笹原圭一




――
笹原さん、東北初のRIZIN開催となった仙台大会が熱かったみたいですね。

笹原 熱気もすごかったですし、またやりたいです。仙台ってファイトスポーツ未開の地なんて言われてましたが、東北はRIZINが平らげましたよ!社長が伊達政宗だとすると、笹原はまぁ片倉景綱ですよ。ガハハハハハハ!

――
お言葉ですが、同日に宮城で斉藤ブラザーズ凱旋の全日本プロレスや、スターダムもあってどっちも満員御礼だったんですよ。ちなみに7月12日にはRIZINが今回使ったゼビオアリーナで仙女のビッグマッチもあって、橋本千紘が「RIZINの観客動員を超える」と意気込んでます。仙台をRIZINには渡しません!!

笹原
 真面目な話、言ってもらえれば会場で仙女のPRくらい全然OKしましたよ。橋本千紘選手ってレスリングベースの選手ですよね?

――
はい。橋本千紘選手はレスリングエリート。RIZINのことだから「PRついでに1試合やりませんか?」とよけいな交渉しかねないからお断りです!

笹原
 橋本千紘vsギャビ・ガルシアとか仙台でやったらムッチャ人が入りそうだけどなぁ。

――
ついに「誰がギャビをやるのか」の完結編が!(笑)。しかし、仙台であれだけお客さんが入るってビックリしました。一本勝ちも多かったですし、初めて現地観戦するMMAイベントとしては理想的な内容だったんじゃないですか?

笹原
 初めてRIZINを見に来たお客さんが多かったみたいですけど、「また来たい!」と思っていただいけたんじゃないかと思います。試合数もそこまで多くなくてコンパクトでしたし、宮城や東北にゆかりのある選手も出たことでドラマとしてもわかりやすかったですからね。

――
5000人規模の会場だから、いつものRIZINと雰囲気は違ったんじゃないですか。

笹原
  いつものRIZINと比べると、どこからでも見やすいとは思いましたね。ただ、ボクらの都合だけでいえば、あと2000~3000人入る会場であれば、通常の演出ができるのかなと。たとえばオープニングセレモニーでドカーンって鳴る音玉を使って、お客さんを驚かせることができなかったんですよ(笑)。

――
選手たちも耳を塞ぐ恒例の爆発音!仙台のお客さんを驚かせたい!(笑)。

笹原
 当初は宮城のセキスイハイムスーパーアリーナという1万人規模の会場で開催しようみたいな話もあったのですが、仙台駅から車で1時間弱かかるので……これだとちょっと集客が難しいだろうなということで諦めたんですよ。

――
仙台は全然RIZINのものになってないじゃないですか!

笹原
 いつか全日本と仙女、RIZINの合同興行でセキスイハイムスーパーアリーナを超満員にしたいですね(笑)。

――ホントに橋本千紘vsギャビを組みかねない!(笑)。試合を振り返りたいんですが、なんといってもメインの扇久保博正vs神龍誠につきますよねぇ。

笹原
 いやー、ホントに素晴らしかった...RIZINというイベントが見せたい、伝えたいものがすべて詰まっていました。競技であり、決闘であり、人間ドラマであり、2人の歴史も含めた人間性が剥き出しになっていた。加えて扇久保選手も神龍選手も2人とも東北出身、初の東北大会のメインということで、想像以上のプレッシャーがあったと思うんですよ。それがいい意味でエネルギーになったんでしょうね。

――
ボクも福島出身で東北の人間だからわかるんですけど、東北大震災もあったことで格闘技大興行をやるなんて想像してなかったです。あの2人も「恥ずかしい真似だけはできない」という並々ならぬモチベーションはあったんだろうなと。

笹原
 お互い大応援団も来ていましたし、故郷で戦うことの重さを感じていたと思います。扇久保選手の「殴って勝ちたい」という戦いぶりからもそれは伝わってきました。

――
それはみんなの記憶に残る戦いをしたいってことですね。

笹原 とりわけ扇久保選手の王者として、先輩として、格闘家としての矜持に本当に痺れました。その覚悟を神龍選手が真っ向から受け止めて超えて見せた。

――
2人とも自分の役割を理解しながら戦っていたわけですよね。試合前から小競り合いは繰り返してましたけど、本気で憎しみ合ってるようには見えなかったんですよ。でも、盛り上げるためにわざとやってるというわけでもない。

笹原
 そうですね。プロとして演じている部分と本音が入り混じって、2人にしか紡げない物語を作り出したんだと思います。

――
2人の物語をお客さんにちゃんと見せたかったわけですよね。神龍選手のヒジでオギちゃんがカットして流血した瞬間「ここで終わらせないで」「判定でもいいから最後までやらせてあげてくれ」って思っちゃいました。

笹原
 試合後、扇久保選手がダラダラ血を流していて、セコンドの鶴屋(浩)さんが扇久保選手の頭に黄色いタオルを巻いてあげたのがいい光景だなと思って。

――あそこまで頭にタオルが似合うのは長州力以来ですよ(笑)。

笹原
 ハハハハハハ! 現場監督・扇久保!キレてないですよって、額を切られてますけどね(笑)。

――リング上に鶴屋さん、扇久保選手、神龍選手の三人が揃っているのは確かにストーリー性ありますよね。


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