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RIZIN54で細川一颯を迎え撃つ直樹インタビューです!(聞き手/ジャン斉藤)


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・万智がいろんな意味でヤバイ! 女子格NEXTスターインタビュー





FIGHTER’S FLOWの温かさとは?<以下、有料部分のピックアップ!>

――
FIGHTER’S FLOWってフリーの集まりっぽいように見えて、団結力がありますね。

直樹 そこジムの中で一番実績があって強い人たち……たとえば(渡辺)華奈さん、(泉)武志さんがまったく偉ぶらないんですよ。みんなと同等に接してくれるんです。 それがね、ウチのジム全体の雰囲気を良くしている一番の理由なのかなって。ボクが赤田くんにかけた言葉も、よくよく考えたら、ボク自身が過去に試合で負けて絶望していたときに、そっと寄り添ってくれたり、救ってくれた人がFIGHTER’S FLOWの実際にいたんです。だから自然と言葉として出たのかなって。

――
その負けはDEEPの三井俊希戦ですか?

直樹
 そうですね。自分のフィールドである打撃で何もできずに負けて。一番無惨に負けたときに優しくしてくれる。……あ、優しくされすぎるのも、逆にイヤなんですよ。わかります?このニュアンス(笑)。

――
過剰に同情されると「気を遣ってもらってるな」ってなりますね。

直樹
 そういう空気感になるのも、すごくイヤだけど、みんなは何事もなかったかのように自然に接してもらえて。

――
いつもどおりの日常を提供してくれたと。

直樹
 で、ボクが人生の師匠と呼んでいる鈴木隼人さん。 隼人さんが「普通にやり返せばいいじゃん」って。「もう格闘技をやめよう」みたいな気持ちが頭の片隅にあったんですけど、「直樹、まだまだやめさせないからな」と隼人さんにそう言われたら……

――
鈴木隼人さんは全盛期でこれからというときに、脳の病気で引退したわけですもんね。一度はこの格闘技業界から完全に離れたみたいですけど、上田さんがFIGHTER’S FLOWのコーチとしてスカウトして。

直樹 ボクはその隼人さんがやめた経緯も知ってますし。そんな隼人さんの弟子として……自分はまだまだ健康で、五体満足で動ける身体なのに「負けて悔しいからやめる」なんて選択肢は絶対に取れないというか。 

――鈴木さんはONEのタイトルマッチのときに診断をくだされて。

直樹
 ずっと事前の検査ではOKだったのに、タイトルマッチの一番大事なときに、急に「君はもうダメだ」って判定を下されたらしくて。 ある日突然、一瞬の通告で引退させられる。最初は、悔しくてRIZINの会場にはどうしても行けないというか、華やかな会場にセコンドとして入りたくなかったみたいなんですよ。いまでは「次の試合は絶対にオレがセコンドに入るぞ!一緒に上に行くぞ!」って。 当の隼人さん自身が、自分の無念を背負わせる気はないでしょうけど、ボクは勝手に隼人さんの分まで頑張りたいという強い気持ちがありますね。隼人さんだけじゃなくて、自分が負けたときには隣に寄り添ってくれる人がたくさんいますね、ウチのジムには。

――格闘技のコーチって、技術や指導方法だけじゃなくて、最終的には信頼が問われるわけですね。

直樹
 そうですね。逆にFIGHTER’S FLOWみたいに「ワイワイみんなで仲良くやってるのが嫌い!」なファンがいるのもわかりますね。押忍の精神で孤独に頑張ってるほうが好きってのもわかります。

――
そこはジムの色というか、格闘技に向き合う姿勢の違いですよね。

直樹
 そうですね。オレはFIGHTER’S FLOWが好きだし、あの温かい空気感が好きでやってるんで。 ウチのノリが合わない、馴れ合いが嫌いならFIGHTER’S FLOWに入らなければいいじゃんって思うし(笑)。

――
上田さんもSNSでいろいろ言われがちですよね。

直樹
  上田さん、ああ見えてかなりメンタル繊細で弱いからね。あんまり言わないであげてほしいですよ(笑)。ヨソの選手だって、なんだかんだウチのジムに「FIGHTER’S FLOWで練習したい」って言ってるわけじゃないですか、実際。

――選手がどんどん集まって、規模が拡大して。

直樹
 もともとは上田さんと華奈さんのたった2人きりから始まったジムが、いまあんだけのものになっちゃうわけですからね。


というわけで、ここからインタビュー本編の始まりです!


――取材でいろんな場所に足を運んでるんですけど、砂町銀座商店街って独特の味があるというか、情緒がありますよね。

直樹 これが下町です(笑)。ボク自身、生まれも育ちもずっと江東区なので、日常の風景なんですけど。砂町銀座って超有名な商店街なんですよ。全国的に見てもちょっと珍しいというか、駅からかなり距離があって……。

――
そうなんです! 商店街って駅前に発展するものですけど、砂町銀座は完全に独立していて。

直樹
 一説によると「日本で一番、駅から遠い商店街」みたいですね。普通の常識からしたら、駅から遠いなんてことはマイナスですけど(笑)。

――
商店街もめちゃくちゃ長いですもんね。思った以上に長くて途中で引き返してきました(笑)。

直樹
 たしか900メートルくらいあるみたいですね。

――
途中で「相撲部屋」という看板があったんですけど、なんの店なんですか?

直樹
 ああ、あれですか。あれはね……じつはオレもよくわかんないですよ(笑)。

――
地元なのにわかんないんですか!?(笑)。

直樹
 インバウンドを狙った店らしいんですけど……。

――
「日本で一番、駅から遠い商店街」だけど、インバウンド狙っていると(笑)。

直樹
 今日もこのインタビューのあとに、じつは砂町銀座の総会があるんですよ。ボクも店を構えているので、組合員として出席します。

この取材は、直樹選手の小料理屋『うーちゃんち』で行なわれました!

――組合員としては若いほうじゃないですか?

直樹
 そうなんですよ(笑)。めちゃめちゃ年下ですよ。だから若い世代の意見を言ったり、新しい風を吹き込めたらいいなと個人的に思っているんですけどね。 

――お店を探すにあたっては、この商店街の近くを探したんですか?

直樹
 いや、最初から絶対にここというわけではなかったですね。 まあ自分の地元である江東区、あるいは隣の江戸川区、下町のエリアの中を探してて。

――
直樹選手も毎日お店いらっしゃるんですか?

直樹
 毎日出てます。水曜日と木曜日がお店の定休日なんですけど。水木以外は、格闘技の練習が終わったら、店に立っています。ここに戻ってくるのがだいたい夜18時半くらいで。

――
ということは、夜の時間帯の練習は一切入れない。

直樹 夜はできないんですよね。練習が終わったら必ずここに戻ってくることになってるんで。

――
何か影響はありますか?

直樹 実際のところどうなんですかね。ボク自身、夜の時間帯にMMAの練習をしたことがないんで、比較しようがないですよね。いまのボクの1日のスケジュールは、朝はFIGHTER’S FLOWの一般クラスに混ざって、 一般会員さんと一緒に基本的なことをイチから教えてもらって。そのあと上田(貴央)さんとマンツーマンでパーソナルトレーニング。これは2年間やってます。その後、午後14時半から16時半までの2時間はプロ練。 そこでプロ同士でバチバチにこなして。このお店自体がね、オープンしてからまだ2年半くらいだし、FIGHTER’S FLOWに移籍して2年くらいだから。この生活スタイルになってからはだいたい2年くらいですかね。

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