フジロックが有するクラブスペース「GAN-BAN」は、アーティスト(ここではDJ)のブックが、フェス全体から独立している。GAN-BAN側が最初にオファーをかけたのは、DJとしての菊地くんにだった。菊地くんは、自分が何系のプレイをすれば良いかブッカーに聞き、それがヒップホップでもジャズでもなく、ニューウエイヴ~ノーウエイヴ~テクノポップ~エレクトロクラッシュといった流れだと分かるや、第一には大笑いして喜び、そして第二には、スパンクハッピーの活動再開の話を持ちかけ、DJブースでのライブタイムを取り付けた。こうしてあっけなくフジロック進出が決定した。