リタオラ以降の世界

 

 

 

 一言で申し上げるならばもうクリスマスにはウンザリでして、イルミネーションを見ても見てもイルミネーションが消えませんし、12日にものんくるのモーションブルーでクリスマスソング(日本語版。ものんくるの演奏中に作詞し、ステージまでの間に完成。バラエティ番組に成るぞコレ)をサラ太郎とデュエットし、とても良い気分に成って、3デイズの初日と最終日に同じ曲を演奏し、外に出ると寒く、イルミネーションもいい気分で、シャンパン飲んだりケーキ喰ったりして、と、これはまあ、いつものこととしても、街中、特にコンビニエンスストア内がクリスマスソングとイルミネーションで溢れる日々を暮らし、もうとっくにクリスマスは終わった。と思ったら、何と驚くべき事に来週なのでした。

 

 

 

 再度申し上げますがもう本当にウンザリです(笑)。ついでに申し上げるならば、そんなら正月を12月1日からもしくは1月一杯にしろよ!!どっかの偉い奴&民ども!!(奥田民生さんの事ではありません)。

 

 

 

 昭和のクリスマス、特に40年代後半までのクリスマスは、24日からでした。ワタシの記憶に焼き付いているのは、ワタシが中学生の時に、なななななななな、なんと、大胆不敵な事に、商店街が12月23日からケーキを売り出したり、クリスマスメニューを出したりし始め、それを「クリスマスイヴイヴ」と呼んで、ちゃっかりと正当化してしまったあの日の事です。何だよイヴイヴって!!かっこわるいなあ、もう!!とか本気で毒づいた中学生日記が微笑ましい。

 

 

 

 つまり現在、概ね11月1日からスタートする、キリスト教徒でもないくせに助走を長く取る日本のクリスマスの初日は「クリスマスイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴ」という事になり、ジャネヴュは起こすわ、何だか知らないけれどもロールシャッハ的に「ウグイス」に見えてくるわで(本当に何でだろうか・笑)、実に複合的に頭が痛いです。Rinbjoの戒厳令がイヴに発令されることだけが毒性の鎮痛剤でしょうか。

 

 

 

 とはいえまあ、いくら合衆国が景気が悪く、クバ程度の景気すらかっぱらいたいとはいえ、あのカストロの冴えない弟がロイクの大統領といっせのせで電話をかける等という時代が来るとは、、、、そして、それをフィクスしたのがバチカンだったという事実に、「イヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴイヴ」と言いながら気絶してしまうほどのショックで、ワタシはバチカンが絵に描いた餅だとも、また、陰謀論の黒幕だとも思ってはいませんでしたが、それにしてもクバとメリケンのシェイクハンドの仲人(因にワタシの故郷、千葉県銚子市ではこれを「なかうど」と発音しますが)になるとは、やはり代替わりというのは恐ろしい。ワタシも二世菊地成孔を、二世大谷能生と共に養子縁組して育てようかなと思うほどです。

 

 

 

 それにしてもジャズドミュニスターズのライブの時に、ワタシが一番「これはやってやった!」と実感を掴んだのはヒップホップだけにウエアリングでして、現在、実のところ人生の中で二番目に髪が長く、御存知の通り、薄毛の長髪ほど醜い物は無く、以下、推測に成りますが、メスメディアでこれを最初に口にしたのはバカリズム氏だと思いますが、氏曰くPCでエロ動画見た後、モニターをブラックアウトさせると「悪魔みたいな顔」が写っている(笑・自分の顔)。という事ですが、ワタシも等しく、艶っぽい動画だけでもなく、例えばレニ・トリスターノのヤバいライブ動画などを見終えてPCを閉じると、そこにサングラスをしたチャールズマンソンや辻仁成さんの顔が浮かび上がり、うわっ!!気色わるっ!!とか言って後ろに飛び退くと、なんとテメエの顔だといった経験が何度もあり、「この気持ちワルさを新時代のヒップホップに使わない手はあるまい」と興奮してしまったのでした。

 

 

 

 そういえばスパンクハッピーの頃は、自虐的で冷笑的な「キモ格好いい」ぐらいの、それ自体が気持ちワルさの象徴であるほどの青臭い自意識によって、美少女の隣でタキシードを着て気持ちワルくいることを、ちょっとしたクールな表現(グラムの解釈間違いみたいな)ぐらいに思うというハイパー若気の至りだった訳だが、あれから幾星霜、齢も50を越え、デフジャムがぷっと吹いてしまうぐらいユーラピアンファッショナブルになり、国内アンダーグラウンドのお洒落さんたちも大体皆おなじ格好に成って来た今、N/Kがオリジナリティー溢れる壮年ラッパーとして打ち出せるのはこの気持ちワルさしかない!!と深夜に確信してしまい、自分のワードローブの中で、最もアメリカの腐れチビ白人もしくは国電の中の背の小さい痴漢みたいな感じで、当然帽子なし、しかもコーデには全身で30万以上かかる(今、細かく計算したら26万でした)という、コスパに真っ向から対立する、言うなれば「パスコ」といった蕩尽理論によってバタイユを越えるラッパーに成ってやろう!!すっげえコンセプト!!とかいって興奮していたら、やはり深夜の興奮というのは魔が憑くもので(笑)、久しぶりで時代を20年以上先取りし、保守的な民ども(景山民夫さんの事ではありません)に「気持ち悪過ぎてラップがどうだったかわからなかった。作戦ですか」とか「痛すぎて思わず持ってた鎮痛剤を飲んだ」とかボロカスの大合唱(笑)。「やったー大成功!」と言いながらシクシク泣く。という惨め極まりない事になってしまいましたので、22日のパリス・ヘル↑↓トーンの時は、オムスやブラックスモーカーに恥をかかせてはいけませんし、心を入れ替え、まったく同じ格好で臨もうと思います(笑)。だって昨日、ゴダールの最新作の試写に行って来たんですが(超面白いです。世界初の3Dアート映画)、パンフに写っていたゴダールもそんな感じだったんだもの。

 

 

 

 と、無料世界の方はここでごきげんよう。ライブにお越し頂いた方は全員愛しています。お支払いに成った対価の500倍付けで。という形で先に進みますが、そういう訳でワタシのリタオラ後(前回参照)の日記、そのささやかな写真群は、