<先ずはペン大のワークショップ募集に、結構な数の質問が届いてしまったので、もう一度、懇切丁寧にご説明させて頂きます。言葉足らずにて失礼候→無関係の方、特にガンダムの方はご遠慮なくスキップして下さいませ>
我々「私立ペンギン音楽大学」では、来る4月より、2つのワークショップを行います。
・「ワークショップ」は、入学→受講を意味しません。「ペン大生」になるのではなく、一時的に/ひとつの科目に/外部から参加出来る。というものです。
・行われる場所は、東京都新宿区のスタジオです。
・時間は20~22時の2時間で、月に2回ずつ、一回の参加費は5000円です。
・参加費は初回のみ2ヶ月分(4回分)の徴収で、5回目以降(6月から)は、毎回1回分ずつになるので、「欠席による無駄金の出費」はシステム上生じません。
1)モダン・ポリリズム(期間/半年)
4月~10月の半年間で、ワタクシ菊地の編んだ「モダンポリリズム」の修得カリキュラム・チャプター1(アフロ系/クロスリズムからポリがけて、「5連感覚」の獲得と実行まで)をスタジオで音を出しながら、ワークショップします。指導はワタクシ菊地が行わせて頂きます。
参加資格は「打楽器を持っている事」ですが、これは、「ドラムセットやコンガなどを持っている、打楽器奏者対応」という事ではありません。
打楽器奏者は言うまでもありませんが、あらゆる楽器は打楽器の属性を持っており、ポリリズム感覚の獲得は、あらゆる総ての楽器の演奏(勿論、いうまでもなく「歌唱」も演奏行為に含まれます)に、有益的に関係しますし、極言するならば、楽器を演奏しない状態、歩行や横臥、睡眠にも有益的に関係しますし、何よりも「音楽を聴く」という聴取行為に有益的に関係します。
ですので、ここで言う「打楽器を持っている」というのは、「受講は打楽器で行う」という意味、それのみであって、リズムに興味さえあれば、音楽家/楽器奏者でなくとも構いません。その場合の「打楽器」は、千円のタンバリンでも百円のカスタネットでも、手製のドラムパッド(枕とかで作った奴とか、単に板を布で包んだ物とか)でも、最悪、ドラムスティックだけでも構いません。椅子を叩けば良いので。
逆に、紛うかたなき打楽器とはいえ、グランカッサなどの大太鼓、クラシックのシンバル、マリンバやビブラフォンなどの、「デカ過ぎる物」は除外します。グロッケンシュピールや鈴など「余韻が長く、キラキラしすぎて打点がハッキリしない物」も除外します。手製のリモコンロボット楽器(牛肉製)等「頭のおかしな物」も、申し訳ありませんが除外します(「頭がおかしい事」を除外しているのではありません。念のため。頭がおかしい事は、芸術家にとって、致命的な傷ではありません。他の参加者の方々に迷惑がかかるからです)。
また、ペン大在校生も参加可能です(但し、ペン大のカリキュラムを修了し、ペン大学院に進まれる方は、大学院の1年目=マスターペンギンの段階で、授業カリキュラムに「ポリリズム」は組み込まれますので、焦らずご一考を)。応募法は、外部の方と同じ方法でヨロシクお願い致します。
楽譜は読めなくても構いません。「他の受講生の方に一切の迷惑がかからない」という確約があれば、統合失調や双極性障害等々の精神病患者の方や、知的障害/身体障害の方でも構いませんが、「迷惑がかかった」と判断した際には強制退場して頂きます(巨大な2匹のペンギンにより)。
2)ビー・バップ・セオリー(期間/1年間)
16年4月より17年3月までの1年間で、ワタクシ菊地と金山講師(ペン大からLCCからラングからバリーハリスまで、あらゆるジャズメソッドを学んだ世界唯一の男=綾野剛似)が編んだ、古今東西の「ビー・バップ修得法」を総合的に駆使した「菊地/金山メソッド」によって、「既にアドリブ演奏は出来るが、なかなかビー・バップにならない」という壁をお持ちの方のアドリブ時の音感、演奏をリフォームします。
こちらも「プロフェッショナル乃至プロ志向のみ対応」ではありません。アマチュアバンド、特に社会人のジャズバンドの定着は凄まじい物があり、現在ビンテージサキソフォンの大半は、プロではなく社会人バンドのプレーヤーの方が所有しています。要するに趣味でも全く構いません。
つうか、ぶっちゃけも良い所ですが、現在我が国で「ビーバップのスキルがある」事が有効性を持つのは、僅差で「プロとして演奏料で生きて行く」を破り、「アマチュアのセッションで良い所を見せる」が1位である。と、遺憾ながら申し上げるのが真の誠実さである。と思われます。
また、こちらもポリリズム感とまったく同じですが「ビーバップの音感」を獲得する事は、何よりも「ビーバップのレコード=ほとんどのジャズのレコードを聴く」際の翻訳機となります。我々は、ジャズを聴いている。英語の歌も聴く。あまつさえ早口とスラング満載のラップなんかも聴いちゃう。しかし「演奏は歌と違って言葉の壁が無いのが良いね」なんつうのはお花畑の子守唄とまでは言いませんが、詐術の一種です。
語法が聴き取れない限り、あなたが聴き取れるのは熱演の放射エネルギーを中心とした、表層の仕草だけです。ロンドンのシェイクスピアシアターで、通訳機なしの上演を観てご覧なさい。「何だか解らなかったけど凄かった」という感想は最上の物でしょう。しかし、それから毎日毎日、台詞の意味が解らない演劇を観続ける習慣がつくと思うか皆の衆。
ただ、こちらは対象楽器も、参加条件もかなり限定されます。以下の通りです
<対象楽器>
ソプラノ/アルト/テナー・サックス
トランペット(C管も可)
トロンボーン(トロンボーンだが参加したいという方がおり、急所追加しました。バストロは不可)
フルート(フルートだが以下同文で、ピッコロは不可)
ピアノ(ワークショップ時には、ハンディタイプのキーボード、ピアニカ、電動のロールピアノ等でお願いします→スタジオにピアノが1台しかないため)
<参加条件>
「既に楽器は修得しており、楽譜が読め(移調でも可)、基礎的な和声理論、調性理論を理解していて、アドリブ演奏も出来るが、ビーバップが何故か出来ない」こと。です。
詐称により「音まともに出ねえじゃんコイツ」「実は楽譜文盲だろコイツ」と判断した場合は、強制退場して頂きます(巨大な3匹のペンギンにより)。
応募方法は、どちらもワタシのファンメール宛に
・「ペン大ワークショップ応募」というタイトルで
・本文に、御氏名、望まれるコース(「両方」も可)をおかきの上
コチラからの返信をお待ちください。モダンポリは限定25名、ビー・バップは限定20名で、先着順ではなく、メールによるごくごく簡単な面接/能力チェックがあります(何でもありのファンが紛れ込まない様に)ので、締め切りを
3月20日まで
とさせて頂きます。その後、面接/能力チェックのメールを一斉送信させて頂き、更に後日、参加の可否を送信させて頂きます。「切実にやりたい」という方、切実に指導させて頂きます!!
*告知終わり以下本文↓
PC音痴/ネット音痴を自他ともに認めざるを得ないワタシですが、こちらのサイトにも、有料のほう(「ビュロー菊地チャンネル」@ドワンゴのメルマガ)にも「今日、何人の人が見に来ましたよ」というカウンターがついているのは知っていて、マネージャーに聞かなくても自分で独力で観れるのですわははははははは(ワタシが音痴なのはPCだけではありません。自分の預金通帳も、会社の帳簿もマネージャーが開いてくれないと見れないのです。代表取締役なのに!!)。
と、現在、このサイトは、立ち上げ以来最も多くの方が閲覧に来られております(歴代2位だけど、そのうち1位になります)。
理由は多々仮説できますが、「江藤愛さんとのコントが素晴らし過ぎて」「亡父の親族関係者が一斉にSNSを開始」である可能性はごくごく低く、えー、どう考えてもガンダムですね(笑)。
お陰さまで「<機動戦士ガンダム/サンダーボルト>が素晴らしい、特に音楽はよろしい。この音楽をやっている菊地という奴はどんな奴だ?」という事になっているようで、大変有り難い限りです。
サンダーボルトより。の方々に於かれましては
1)アキバカルチャーマガジン「フェブリ」の最新号にサンダーボルトに関するインタビューが載っています。
2)過去ログに「ガンダムの音楽いきまーす(ジャパンクールとワタシ)」というのがありますので、それをお読み頂くとよろしいかと。
3)サンダーボルトの3話以降も素晴らしいですよ配信で買って下さい。
4)過去「ルパン三世/峰不二子という女」というアニメの音楽もやっていて、これのサントラ盤もDVDも素晴らしいので、御興味ございましたらご覧下さい。
5)とまれワタシは劇伴職人さん専門ではなくジャズミュージシャンでもありますので、もし御興味ございましたら、アーティストとしての作品もお聴き頂けると有り難いです。
6)お若い方が御存知かどうか解りませんが、ワタシは「なんとかハンターD」とか、「魔界大都市/新宿」とかいった作品で有名な小説家、菊地秀行先生の実弟です。愚兄がお世話になっておりました場合、御礼申し上げます。
という6点で、今後ともよろしくお願いします。といった感じです。ワタシは、アニメやアイドルのファンの方のほうが、ジャズファンよりも遥かに礼儀正しく、精神的に健康(1万倍ぐらい、、、、おっと間違えた。それは人数の話で、、、礼儀と健康は、ええと、100万倍ぐらい)である事を世界で一番経験的に理解しているジャズミュージシャンです。
と、以下、通常営業というか、長年のご贔屓筋、大向こうの皆様に話しかける格好に戻りますが、まあまあとっくに予想していたとはいえ、現在パブリックイメージリミテッドというものはネットが決定しておりまして、ワタシの考えではもうあと50年間はこの事は動かせないので、つまり今までの「閲覧者数が多かったベスト5」は
1位「セッション!」のとき
2位「ガンダム」のとき(いま。という事ですね)
3位「ミューマガ」のとき
4位「ルパン」のとき
5位「女性編集者は狂うのか?」のとき
次点「粋な夜電波」が始まったとき
なので、まあ資料というのは雄弁というか、データ評価は皆様個々に委ねたいと思いますが、今回のタイトルはあながち諧謔でもなく、とにかく、何とかしてネットを法規制しないかなあ政府。と思うのですが、毎度お馴染み、ネット特にSNSは、ガバメントがシチズンをネチズンに変え、つまり腑抜けにして革命を起こしたり、民主主義を正常にウォークさせたりする能力を去勢するために無料でバラまいている阿片なので(いよいよおっぱじめるときは、同じ装置を使って、今度はシャブを配るわけですな)、法規制なんかする訳ないよなー。
と、一般的には<映画をヤフーニュースに載るほどボロカスに貶し、自分の特集をしてくれている雑誌にケンカをふっかけて絶縁する、それでガンダムの音楽やってるジャズの人>であるワタシとしましては、優しい微笑みと俯き加減のブルー・ブレスが、嫌々ながら毎年上手く成って行き、とうとう自信を持つに至った。訳ですが、たったいま現在など、ブルーブレスが更に一段濃く成っておりまして、それは花粉症だからなんですね。
ただし、我が国の花粉ではありません。先日、野暮用で赤道付近の国シンガポールに行ったのですが、あの国、花粉症の人はマスク千枚よ!一度に!!国中が植物園なんだから!!!もう、ひっさしぶりで、3日間平気だったんだけど、4日目にいきなり鼻の奥が裂けて出血し、顔面全体が痒く成ったよ!!!そのまま帰国で病院直行アレロックとアレグラ1000錠だ!!!!あとラッフルズホテルに関しては、サルサやSMと並び、責任取れ村上龍!!!「え?菊地さん、お嫌いな映画って何なんですか?それで雑誌かなにかと揉めたんですか?ガンダムって何でしたっけ?聞いた事あります。ああ、それにしても、こないだのブルース・ビックフォードとのコラボ、最高でした。次のステージも必ず伺いますね。あ、鼻水が。ちり紙、これ、お使いください」という日本人がいたら、そのまま何もかも捨ててお前とエルサルバドルまで逃避行に出るぜベイビー!!
と、シンガポール旅行記は有料世界にて。ライブやイベント告知は前回のブログにまとめてあります。3月のdCprG、4月のダブセプテット、5月のペペトルメントアスカラールとソロライブとジャズドミュニスターズだ!!!そしてまだ公開出来ないが6月は更にヤバいのでR
とにかくライブに来て下さい。金が欲しいんじゃない。ワタシのライブは、そのほとんどがコスパ無視、というか逆コスパで、ライブをやってもほとんど儲からないの。ライブに来て欲しいのは、ワタシの事を正しく知って欲しいというだけの事なのです。あなただって、あなただって、正しく自分を知って欲しいでしょう?「そんなことどうだっていいよ」なあんて仰るあなただって。
ネットの中のワタシは、虚偽のワタシだとは言いませんが、言わば出勤時のワタシですよ。演奏中のワタシは、セックスしたり、恋愛をしたり、飯を喰ったり、何よりも演奏しているワタシなのです。 え?「わたし出勤時の男性にしか興味ないんです」って?それじゃあしょうがないわ(笑)。退社しまーす
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