シンプル、カラフル、スタイリッシュ。機能性と遊び心を兼ね備えたデザインで、日本でも大人気のスウェーデン発・家具ブランド「IKEA(イケア)」。大人用のインテリアはもちろん素敵ですが、キッズ用家具のかわいらしさは、さすが北欧! と唸らせられるものがあります。
「イケア」のキッズ用家具は、まずは「子どもを知る」というところからデザインが始まるのだそう。ストアにもスウェーデンの森をイメージしたプレイルームがあったり、託児所が用意されていたりと、「子ども」の存在を大切にしていることが伝わってきます。
そんな「イケア」が、満を持して(?)ドールハウス用の家具セット「Huset」をローンチするのです! ミニチュア化される家具は、クリッパンソファ、ラックテーブル、エクスペディートの棚、アウトドア用のイージーチェアなど、「イケア」が誇る人気の定番シリーズです。
ミニチュア家具をおさめた箱は、切り出して背景として使うことができます。時計や額縁など、手描き風のインテリアアイテムのイラストシートもセットになっているとのこと。お値段は12ポンド。2014年8月、新カタログにあわせての発売が予定されています。
ドールハウスというと、女の子の夢の結晶のようなガーリーテイストや、カントリー調を想像しがち。しかし「イケア」のキッズ部門のリーダーであるCarol McSeveneyさんは、イブニング・テレグラフ紙の記事でこう述べています。
「リサーチの結果、子どもたちは実際の自分の家のようなドールハウスで遊びたがっていることが分かりました。もっとモダンで、収納も充実しているような」――。
大人も思わず欲しくなるスタイリッシュなドールハウス......幼い頃からこんなおもちゃで遊んでいたら、さぞやインテリアセンスが磨かれることでしょう。未来のファンの育成をも狙った、キュートでしたたかな「イケア」の戦略には脱帽です。
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(文/田邉愛理)