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舞台『クジラの子らは砂上に歌う』ステージレポート
2016-04-18 12:58
巨大な漂泊船で繰り広げられる少年少女の砂漠戦記『クジラの子らは砂上に歌う』の舞台が、2016年4月14日渋谷AiiA2.5Theater Tokyoで幕を開けた。
原作は「月刊ミステリーボニータ」で連載中の梅田阿比による同名少女マンガで、「このマンガがすごい! 2015」オンナ編10位ランクイン、「第1回 次にくるマンガ大賞」にもノミネートされた、今もっとも注目を集めている次世代ファンタジー作品。
感情を発動源とする情念動“サイミア”を扱う短命の能力者「印(しるし)」と、能力を持たず長寿でリーダー的存在の「無印(むいん)」がともに暮らす巨大な漂泊船“泥クジラ”を舞台に、それぞれが背負った宿命、心の葛藤、そして、ひとりの少女を通じて明かされる秘められた過去に立ち向かう姿を、壮大なスケールと繊細な描写で描く。
泥クジラが漂うのは、地平線まで広がる砂の海。飲み込まれれば二度と浮き上がって
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