弱いなら弱いままで。
先ほど、LDさんとLINEで話をして、「小説におけるキャラクターの重要さ」みたいなことを語り合った。
ぼくの解釈によると、ロジカルに整合したプロットを考えようと努力するより、まず「生きた」キャラクターを生み出すことのほうがより面白い物語になりやすい方法論ではないか、といった内容だった。
たしかにそれはそうだろうと思う。「生きた」キャラクターが出てくる作品は、それだけで十分に面白い。反対にキャラクターが「死んでいる」作品は、どうもその世界に入りづらい。
いくら作品として出来が良くても、それはそれとして「壁」を感じることが少なくないのだ。もちろん、特別にキャラクターを必要としない作品もあるが、より一般的には「生きた」キャラクターを生み出すことはエンターテインメント創作の必要条件だといえる。
しかし、だ。ここでいう「生きた」キャラクターとは「個性的な」キャラクターとイコールではない。「
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