弱いなら弱いままで。
漫画『新世紀エヴァンゲリオン』の最新巻が発売された。この漫画版『エヴァ』はアニメ版の放送開始より前から連載しているのだが、アニメ完結後十数年のいまにしてなお、完結していない。
話の進み具合を見るかぎりおそらく次の第14巻で終わりだろうとは思うものの、それもいつになるかはわからない。つくづく気の長い話である。作者はほかにもいくつも仕事を抱えていて忙しいということはわかるが、もう少し何とかならないのかと思ってしまう。
それにしても、この貞本版『エヴァ』をどう評価したものだろう。特別大きな不満点があるわけではない。むしろ、あのアニメの漫画化としては考えられるかぎり最も優れたものではあるだろう。
しかし、この作品にはいかにも独創性が欠けている。結局のところ、この漫画版はアニメ版との差異を探して楽しむものに過ぎないように思える。次の最終巻(?)ではどうなるかわからないが、貞本『エヴァ』はここまでアニメ版と同じシナリオをなぞりながら、細部を変更している。
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