弱いなら弱いままで。
二次創作は物語の面白さを増すのか、『エヴァ』と『FGO』で考える。
- 新世紀エヴァンゲリオン
- Fate/GrandOrder
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◆二次創作並行世界は物語に何をもたらすか?
並行世界について考えている。
つまり、並行世界という概念は物語に破滅的退屈さを呼び込むのか、それともより豊饒な実りをもたらすのか?
前回はこの概念をわりとネガティヴに捉えていたので、今回はポジティヴに捉えなおしてみよう。並行世界の存在によって、物語はさらに面白さを増すと考えるのだ。
そもそもここでいう並行世界とは何かというと、端的にいうならつまり、二次創作のことである。
たとえば、『新世紀エヴァンゲリオン』で考えてみよう。
『エヴァ』本編では人類補完計画が発動し、人類は滅亡し、碇シンジは補完されてしまったわけだが、その一方で本編とは異なる展開を描く無数の並行世界が存在する。
一例を挙げるなら、漫画版の『エヴァ』がそうだ。
貞本義行による漫画版の『エヴァ』は、アニメ本編とは似て非なる展開を遂げる。
これはまさに、アニメ版『エヴァ』
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