文学の冬です。最近の記事を読めばわかるように、なぜか突然、海外文学を読む意欲が湧いてきたので、図書館へ行って世界文学史上の究めつきの名作(なのではないかとぼくが推測しているタイトル)を何冊か借りてきました。

・ガルシア・マルケス『百年の孤独』
・アンナ・カヴァン『アサイラム・ピース』
・ウラジミール・ナボコフ『青白い炎』
・スワニスワフ・レム『天の声』
・サミュエル・R・ディレイニー『ダールグレン』

 いずれもその分野においては高名ながら、何となくむずかしいんじゃないかなあと考えて避けていた作品です。

 ガルシア・マルケスの『百年の孤独』はいうまでもなくラテンアメリカ文学の巨峰。ノーベル文学賞を受賞したこの作家の最高傑作にして、世界的にも最も有名な作品です。

 まあ、20世紀文学を学ぶ者ならまず読んでいないことはありえないというウルトラメジャータイトルですが、当然のごとくぼくは読んで