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以前の記事で「後期新世界系」という言葉を使いましたが、いま、そのことについて色々と考えています。
そこで今日は、新世界系が登場してから10年ちょっと、その内実も少しずつ変わってきているよね、という話をしたいと思います。
まあ、いままで考えて来たことを整理するだけですが、かなり面白い内容になるはず。綺麗に整理したら後はペトロニウスさんやLDさんが思索を進めてくれるでしょう。きっと。
さて、わかりやすくいうと、いままでの新世界系の定義とは以下のようなものでした。
・平和だが欺瞞に満ちた社会と過酷で残酷な世界を隔てる「壁」が存在する物語。
この「壁」とはあくまで比喩であって、それは作品によって「海」の形だったり(『HUNTER×HUNTER』)、あるいは「崖」だったりするのですが(『約束のネバーランド』)、つまり平和な社会と残酷な世界を隔てる「境界」が存在することが重要であるわけで
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