弱いなら弱いままで。
「(笑)」を付けないと話せないひとたちは、何を恐れているのだろう。(2061文字)
【乱用される「(笑)」】
最近、Twitterでイケダハヤトさん(@IHayato)をフォローして、時々ツイートを追いかけている。かれはよく自分への批判に応えて、外から見ると不毛としか見えないやり取りを行っているようだ。
よくやるなあ、と思いつつ見ているのだが、そのうちかれが相手をしているひとに端的な特徴が見て取れることに気づいた。気づかざるを得なかった、というべきか。
やたらと語尾に「(笑)」や「www」を付けている割合が高いのだ。はっきり確認したわけではないが、全体の半分以上がそういう語尾を用いているんじゃないか、と思うくらい。
その様子を観察していて、ぼくはしじみと思うようになった。いったいこのひとたちは、何がこわくてこんなことをしているのだろう、と。
語尾に「(笑)」を付けるのは、自分は本気で相手をしているわけではない、という「半笑い」のアピールだろう。相手を嘲笑っているニュアンスも含まれていると思う。
それはいい。問題はなぜそのような態度を取るのかということだ。相手の発言に文句があるなら正々堂々そう主張すればいい。なぜそうしないのか?
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コメント
コメントを書く自分を守るために何かをこき下ろしたくなる気持ちは分かるんですよね。
ただ、それに耽ってしまうと「目に付く無価値なものに唾を吐き続ける自分」でとどまってしまうので、認めがたい考え方や価値観と対峙して、それを貶すことに時間を割くよりも、新しい価値に目を向けたり、自分が信じる価値を追求するほうが、そうしている自分をもっと好きになれていいんじゃないかな~と思います。
なかなかそれができないんでしょうけれどね……。自分を甘やかすことの簡単さに比べて、自分をシビアに追い込んでいくことは、ほんとうにむずかしいものです。