昨年は電子書籍元年とさわがれた年でした。そのわりに日本の電子書籍はいまひとつ普及し切っていない印象がありますが、個人的には電子書籍の時代はとっくに訪れていて、同じ本が紙と電子で存在していたらまず電子のほうを買います。だって、わざわざ書店へ行かなくても瞬間的に入手できるんだもん。
弱いなら弱いままで。
昨年は電子書籍元年とさわがれた年でした。そのわりに日本の電子書籍はいまひとつ普及し切っていない印象がありますが、個人的には電子書籍の時代はとっくに訪れていて、同じ本が紙と電子で存在していたらまず電子のほうを買います。だって、わざわざ書店へ行かなくても瞬間的に入手できるんだもん。
昨年は電子書籍元年とさわがれた年でした。そのわりに日本の電子書籍はいまひとつ普及し切っていない印象がありますが、個人的には電子書籍の時代はとっくに訪れていて、同じ本が紙と電子で存在していたらまず電子のほうを買います。だって、わざわざ書店へ行かなくても瞬間的に入手できるんだもん。
で、まあ、基本的にはKindleで買ったものをiPhoneで読んでいるのだけれど、この便利さ、この手軽さはたまりませんね。病みつきになります。
最近はペトロニウスさんと話していて、「あの本は読んでおいたほうがいいよー」などと云われたら、その場で1クリック購入したりしています。
この『「Chikirinの日記」の育て方』もそうやって購入した一冊。云わずとしれたトップブロガーのちきりんさんが、そのブログ運営術の一端を明かした本です。
ぼくのような泡沫ブロガーからしたら参考になることが書かれているのではないかと気になるところで、さっそく読んでみました。
まあ、ぼくも一時期は月間100万ヒット近いアクセスを稼いでいたんだけれどね……。いまはもうあの狂熱の季節は永遠に過ぎ去って、二度と、戻らない。ああ無情。
えっと、ちきりんさんの話。まあ、ちきりんと云えば、いまではネットでも一、二を争うスーパーブロガーであるわけですが、もともとはぼくやあなたと同じ、ごく普通の一般人としてスタートしています。
その彼女がいかにしていまの地位にのし上がったのか? そのトップシークレットがこの「本」にはセキララに記されているわけです! すばらしい。
もちろん、それを読めば即座に人気ブロガーになれるというわけではないのだけれど、ヒントは盛りだくさんなのですね。いや、ほんと、よく書いてくれたものだと思います。偉い、偉い。
個人的に、ちきりんさんのストロングポイントはその文章と論旨の圧倒的なわかりやすさにあると思います。ちきりんさんの「日記」は、とにかく圧倒的にわかりやすい。
だれが読んでも理解できるレベルで、さまざまな事象がなで斬りにされている。その凄さは、じっさいにブログを運営してみた者にしかわからないかもしれません。
「だれでも理解できる」って、ほんとうに凄いことなんですよ。もちろん、「いやいや、世の中にはムツカシイことがあふれていて、わかりやすく書き記すことなどできないのだ。単純明快な論旨では、ものごとの本質を捉えきれないのだ」と考えるひともいるでしょう。
それはそれで、一理ある考え方ではある。しかし、じっさいにはごくシンプルであるにすぎないことを、わざわざ小むずかしくことは、ある種の中二病以上のものではありません。
もしくはそのものごとをほんとうの意味で理解しきれていないのかも。ものごとの単純な本質を平明な文章で書くことができるということは、そのひとの本質把握力がきわめて高いことを意味しています。
ちきりんさんの凄いところは、じっさいにその問題の本質がどこにあって、何を語れば語ったことになるのか、そのポイントを外さないところにあると思う。
だからこそ、彼女は戦国乱世のはてなダイアリーにおいて、ナンバー1ブロガーになることができたのです。まあ、ある種の才能ですよね。ぼくはとても尊敬しています。
それにしても、ブログというメディアはほんとうに自由で、素晴らしい。よく「人気が出ると書きづらいことも多くなったでしょう」と云われるのですが、じっさいには書きづらいことなんて何もありません。
もともと
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