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 最近、ぼくのなかで何となくモテ本がブームです。そういうわけで、織田隼人さんのモテ本『モテの真実』を読み終えました。いやー、これはけっこう良いんじゃないかなー。

 モテ本をいろいろ読んでいくとオカルトのレベルに達しているとしか思えないものにも出くわすのですが、この本はまともなほうだと思う。

 出逢いからデート、告白、お付き合い、そしてプロポーズに至るまで、恋愛の一連のプロセスをていねいに綴っています。

 結論としては、ひたすら外見をととのえてあとは女の子に共感を示せ、ということに尽きるように思います。まあ結局、そういうことになるんだろうな、とは思いますね。

 「ただしイケメンに限る」というあのロジックは、べつに当の女性たちが云っているわけではなく、自分はイケメンでないと認識している男たちがひがみで云っているだけですからね。

 じっさいには女性にとっては、生まれついての容姿のよしあし以上に身だしなみやファッションが重要になってくるのかもしれません。

 雰囲気イケメンという言葉がありますが、その次元まではだれでも到達することができるとも思うのですよね。まあ、もちろん「いや、おれはブサキモメンだから無理だ」というひともいるでしょう。

 じっさいそうなのかもしれませんが、より可能性が高いのは、自意識の檻に閉じこもっているためにそういうふうにしか思えないということです。

 その上で、「しょせん女は顔でしかひとを判断しない」みたいな、他愛ないミソジニー(女性嫌悪)に飛びつくと、だれも幸せになれません。

 ぼくはべつにひとがみな恋愛ごとに夢中になるべきだとは思いませんが、恋愛至上主義を相対化できないひとは幸せにはなりづらいように思います。世の中、恋やら愛のほかにもいくらでも楽しいことはあると思うのですが……。

 まあ、ぼくも女の子といちゃいちゃしたいけれども! 海燕さん、35歳にして精神年齢は思春期くらいだからな! ごほん。

 それはともかく、この『モテの真実』、モテたいと思うひとにはなかなか良い本なのではないかと思います。まあ特別に目新しいことが書かれているわけではないのですが、モテ本に書かれている「モテの法則」が網羅的に綴られていることが大きい。

 これ一冊読めば、あとはほかのモテ本を読んだりする必要はないかも。いやまあ、アルテイシアさんの『モタク』とか、『オクテ男子のための恋愛ゼミナール』は読み物として面白いのでオススメなんですが。

 ぼくは彼女のブロマガをずっと購読しています。この間、川上さんと対談したときに「アルテイシアさんのファンです。できればお逢いしたいです~」とドワンゴの中の人にお願いしてきたのですが、あれははたして実現確率どれくらいあるのかしら。

 まあ、向こうはこちらのことなんて知らないだろうし、たぶん無理だろうけれど、何かの機会に「恋愛Hカウンセラー アルテイシアの相談室」に呼んでもらえませんかね。大ファンなんですけれど。

 えっと、ドワンゴの編集さま、もしこれを読んでいたら、あのとき云ったことは完全に本気ですので、よければ企画してください。ぺこりm(__)m 期待しないで待っていようっと。

 ちなみに、「外見」のほかにもうひとつ重要な要素であるとされる、「女の子の話を傾聴すること」ですが、これ、ぼくはできるんじゃないかと思うんですよ。

 というのも、以前にも書きましたが、ぼくはひとの愚痴に耳を傾けたりするの、まったく苦にならないひとなんですよね。それはもう、あいてが男性でも女性でも、何時間でも聞いていられます。

 うちの母の仕事の愚痴とか、連日、延々と聞いているもん。いくら連続で聞いても特に心の負担にならないのね。だからまあ、女の子の愚痴とか、いくらでも聞けると思いますよ。

 聞かせてくれる女の子は特にいないけれどね(涙)。それはまあそうだろうとは思うが……。あー、人生における女子分が足りないよー。

 最近読み上げた漫画『煩悩時』の主人公が、