ども。海燕です。ついに長かった『ソードアート・オンライン ホロウ・フラグメント』のエンディングを見ました。いやー、長かった。悪いゲームではない、いや、むしろ良作の部類に入る作品ではあるのだけれど、いろいろと操作が複雑で、疲れました……。
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宮崎駿の「On Your Mark」PVは、無論、思想的には人によって合う合わないはあるだろうけれど、あの宮崎駿がおそらくは「風立ちぬ」や「もののけ姫」以上にストレートに自分の思いを込めた作品で、世界のアニメ史上… いや、映画史上に残るであろう「宮崎駿」を考え、語る上で、絶対に無視してはならない作品だと思います。今の時代だからこそ注目されるべき作品であると同時に、時代に関係なくずっと語り継がれるべき作品。こんなちっぽけなスキャンダルで封印されていい作品じゃないです。
本当に、病める時代ですよね。
この記事に反論があるとすれば、ただ一点。「70年代より今の時代の方が、もしかしたら色々とやばいんじゃないの?」ぐらいですかね。あの頃は「恐怖」と同時に「発展していく希望」もあったかもしれないけれど、今は「恐怖」とともにあるのは「これから悪くなるばかりかもという諦念」だけかもしれないという点です。
少なくとも日本という国においては。
>ASKAが覚醒剤所持で捕まったおかげで、宮崎駿監督の11作品を収録した『宮崎駿監督作品集』の発売が延期されたそうです。
これこそヒステリーな感傷による言論統制、焚書でしょうね。不祥事を起こしたアーティストの作品、ないし出演物まで悪と見なして発禁にする――。本来、創作物に罪はないはずなのに。”誰が言ったかではなく、何を言ったかが大切”というのと同様に、個人と作品は切り離して考えるべきだと思うのだが。犯罪者の作品だから思想的に『汚染』されているという見方は短絡も甚だしいし、事件を切っ掛けに名作が世から消えるのはあまりに寂しすぎる。
>究極的な破滅から遠ざかっている明るい時代
そう思えるということは、未来に希望を感じているのでしょう。ところが科学が進歩し”答え”が分かるたび、我々は思い知るのです。出来ることの限界を……。現代、科学と技術はSFに追いついてしまいました。技術の進歩は素晴らしい。しかしどんなに外見的に技術が進歩しようとも我々人間そのものの在り方――根っこの本質部分までは変わりはしない。みなそれを無意識に悟っているのか、未来に対する閉塞と行き詰まりに諦観と絶望を馳せているようにおもえるのです。未来に希望を抱かせるには、心の進化と社会システムの再構築こそが真に必要なのでしょう。