弱いなら弱いままで。
前後編の前編なのですが、これだけでも満足感は高い。今年もいろいろ映画を見たけれど、かなり上位に入る出来ですね。
ネットでもおおむね好評な模様。まあ、この映画を攻撃しているのは一部の山崎貴アンチくらいのものなのではないかと。
ネットを見る限り、貶すつもりでいったら予想外に出来が良くて驚いているという人もいるようで、よっぽど心の狭い人原作ファン以外は少なくともそれなりには楽しめるクオリティだと思う。
山崎貴監督は近年、『永遠の0』、『STAND BY ME ドラえもん』と立て続けに記録的なヒット作を生み出したわけですが、必然的に残酷描写が伴う『寄生獣』はさすがにそこまでのキャパシティはないでしょう。
しかし、それでもヒットしてはいるし、この出来なら口コミで客足が伸びるかも。ぜひひとりでも多くの人に観に行っていただきたい作品だと思います。まあ、何しろ『寄生獣』だからグロいのがダメな人は受けつけないかもしれないけれど……。
それにしても、山崎監督の作品を口汚くののしってやまない人たちの存在は不思議です。いまの日本でこの人ほど続けざまに漫画やアニメ原作の作品を実写映像化して成功している監督はいないと思うのですが、一部の人はとにかくこの監督が気に入らないようですね。
多くの場合、その種の人たちは監督の「原作破壊」を問題にするわけなのだけれど、そもそも映像化される以上、そのメディアの特性に合わせて内容を改変することは必須の作業です。
単なる再現VTRなりコスプレショーを希望するならともかく、一本の「映画」を見たいなら原作をそのままに再現しろというのは無理な相談なんですね。
そういう人は、いや、原作から変更すること自体は問題ないが、原作のエッセンスを破壊するような改変だと困るのだ、というかもしれない。しかし、きちんと作品と向き合って考えれば、どの改変も納得がいくものだと思う。
やれリスペクトが足りないだとか、やれ原作の長所を活かしきれていないといった意見は主観的な見方の問題に過ぎないので何ともいえません。あえていうなら、ぼくはそうは思わない、というだけのことです。
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コメント
コメントを書く海燕さんの記事をきっかけに、今日、観てきました。
原作は未読ですが、面白かったです。主人公の女友達が主人公にどうして好意を持つのかが分かりませんでしたが、それ以外は楽しめました。
完結編が待ちきれないんで、原作を買おうかと思います。
記事中で偏見を持つ人に触れられていましたが、そういう人は偏見を持っているから攻撃するのではなく、攻撃するための理由として「この作品はダメだ」というレッテル貼りをしているように思えてなりません。
>主人公の女友達が主人公にどうして好意を持つのかが分かりませんでしたが、それ以外は楽しめました。
幼なじみだからです。幼なじみとは理由のない好意を寄せて来るものなのです。
幼馴染ですか。それは納得せざるをえませんね…!
原作はさっそく電子書籍で全巻買いましたー。
評判いいようですね。
「何の問題もなく映画化してくれたのを確認したから後編みなくていいや」といある意味最高の評価をきいたこともあります。
ところで、叩いているのは本当に山崎監督の映画なんでしょうか。
もしかして漫画原作の実写映画化というもの、それを叩いているのでは。
数多くの実績、とどめのデビルマン。傑作漫画プラスCG、またか、もういやだ助けて。
これまで漫画ファンに刻まれた傷はけして浅くなく、漫画の実写映画は叩くものというのはもはや条件反射なのかもしれません。
出来るならば映画寄生獣を偏見なく観て、傷を癒すと共に希望を持ってくれればと思います。
>>1
若くてかっこいい男の子が身近にいたら好意もつのふつーじゃね?
あほ?