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「名前のない神」に仕える。
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「名前のない神」に仕える。

2015-04-25 02:48
     さて――こういう記事ばかり書いていても一向に会員は増えないので商売としてはあきらかに方向性を間違えているのだが書きたいので書くシリーズである。

     一連の記事の締めとして、「宗教」について考えてみたいと思う。

     生活ということを考えて行くと、どうしても最後には宗教にたどり着く。

     「生き、また活きること」としての生活と、ある種の宗教的精神とは切り離せない一面がある。

     とはいえ、ぼくもひとりの現代日本人として「宗教って胡散くさいな」と思うところはある。

     何より、非科学的じゃないか? 神さまなんてほんとうに信じられるものだろうか? 

     こと宗教に対しては、そういうふうに懐疑的に捉える人がいまの日本では大多数だと思うが、ぼくもまあそのひとりであるわけだ。

     しかし、その一方でぼくたちは、食事を採る前には「いただきます」というし、正月には神社にお参りしたりもする。

     それは宗教から切り離された
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