弱いなら弱いままで。
山登りに行って来たよ。
えー、今回の記事は完全にぼくの私生活のレポートに過ぎないので、特に面白くありません。読まなくてもいいです。
海燕のプライベートに多少なりとも興味があるという変わった方だけ読んでください。オーケー?
さて、そういうわけで、自宅近郊の弥彦山に登山に行ってまいりました。
まあ、近郊といっても数十キロ離れているのですが、とにかく登りに行ったわけです。
結果としては、まあいい体験ができました。うん、そうとしかいいようがない。
実のところ、「精神だけではダメ! 身体も鍛えないと」とか「インドアだけでは限界がある! アウトドアも必要!」といいだした手前、行かないわけにはいかなかったということもありますが、まあ、この程度の高さ、特に訓練しなくてもなんとかなるだろうと思っていたんですね。
スイマセン。山をナメていました。自分がいかに運動嫌いだったのか忘れていました。
弥彦山の標高は634メートル。登る前は「634メートルなんて山ってほどの高さじゃないだろ、丘だよ、丘。ちょっとその辺の丘にハイキングに行ってくるくらいの気持ちでいけばオーケーざんしょ。ハッハッハッハ」と思い切りなめていたのですが、一合目の段階で早くも死にそうに。
きつい! きついよ!
どうも634メートルとはかの東京スカイツリーと同じ高さであるらしく、つまりスカイツリーを階段で登るのと同じだけの体力が必要になるわけなんですね。
ひきこもりインドアダメ人間野郎のぼくにそのような身体能力があるはずもなく、正直、序盤の段階で「これはダメかもな……」と思いましたね。
全体の10%で限界ギリギリに達しているんだから、のこり90%を登り切ってさらにそこから降りてくるとかできるわけないだろ、と心のなかの悪魔が囁くわけ。
そうすると「やめちゃおうかな。降りるなら早いほうがいいよな」と思わざるを得ない。
しかし、ぼくは少年漫画を読みすぎてマジで影響を受けてしまっている痛い男、こういうときは「そうだ。おれは三井。あきらめの悪い男」などと『SLAM DUNK』の名言が思い浮かびます。
そうすると、絶対に登ったらあ!という熱い気概が湧いてくる――ような気がして、多少、やる気が出る。
まあ、確実に錯覚なのですが、やっぱりここであきらめたら挫折と後悔の記憶がのこるという思いがあるわけで、なんとか必死に一段一段登ってきました。
汗は病気のように流れるわ、酸欠でふらふらするわ、ひどい状況になりましたが、ほんとうに休み休み登って行って――そして、なんとか登頂を果たしました。
結果としては、
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