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 ども。ペトロニウスさんが日本に帰国したことを機に、ひさしぶりに東京へ遊びに行って来ました。

 いやー、めちゃくちゃ楽しかった&疲れた。

 旅先だと気が昂って眠れない癖はなんとかしないといけないですね。睡眠導入剤でも使うしかないのかも。

 プアなニートの身の上にもかかわらずフォアグラだのなんだの美味しいものを片っ端から食べてきたので、この上は働くしかないでしょう。そういうわけで記事を更新します。

 まずはアニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』最終回の話。

 聖杯戦争が終わったあとを描くこの回はほぼアニメのオリジナル展開。

 魔術協会の統治機構である「時計塔」が存在する街ロンドンに住む遠坂凛と衛宮士郎が描かれます。

 激烈を究める闘争が終わったあとの平和な日々。癒やされますね。

 あの過酷な事件を生き抜いた魔術使いである凛と士郎もここでは一学徒。

 ふたり、幸せな時間を過ごしています。こいつら、いちゃいちゃしやがって。

 聖杯戦争の物語がすべて終わったあと、舞台を変えることによって生じる「世界がひろがっていく」感覚が素晴らしいですね。

 本編では聖杯戦争がすべてだったわけですが、ことここに至ってはそれも数ある事件のひとつに過ぎない。

 『Fate』全編を内包してさらに続いてゆく広大な世界を感じさせるこの構成は凄いです。

 アニメ版未視聴の原作ユーザーも、この最終回は一見の価値ありといえるでしょう。

 しかし、ひとときの幸せはまるでまどろみの夢。おそらく士郎はいつかまた再び戦いのなかに身を投じることになるに違いありません。

 それがかれがかれであるということ。

 いっときの幸福を味わうことはできても、そこに浸りきるためにはあまりにも気高い理想を抱えているのが衛宮士郎という人間なのです。

 また、それがあってこその『Fate』であるということもできるでしょう。

 そんな士郎を凛はどこまでサポートすることができるのか? これから続いてゆく物語を予感させて長い物語は終わります。

 平和が夢か、それとも戦いの時こそが夢なのか、むずかしいところですが、全編、戦いが続いたこの物語の終幕には、この平穏なエピローグこそがふさわしいのかもしれません。

 それにしても、