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昔見たあのアニメをもう一度見てみよう!企画の第一弾として、『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日-』を見ています。
な、なつかしー。かつて中学生のぼくが熱狂しながら見ていたオリジナル・ビデオ・アニメのシリーズなのですが、うう、20年以上も経ってから再度見ることがあろうとは。
なんだかんだでいろいろあった90年代OVAの最高傑作というべき一作で、個人的には非常に思い入れがあります。
長いあいだ続編を待ったものですが、ついにそれが発表されることはなかったのでした。よよよ。
まあ、ひとことでいってちょー面白いアニメですので、未見の方がいらっしゃいましたら(いるに決まっていますが)、ぜひ見てみてほしいですね。
世紀末90年代真っ只中のあの日、ぼくはこのシリーズを熱狂と感動とともに見ていたのですが、いま見ると案外普通――などということはまったくなく、やっぱり圧倒的に面白い作品だと思います。
何がそれほど傑出しているのか?
謎また謎のストーリー、痛快きわまりないアクションなどを挙げることはできますが、それ以前に何か異常にぼくの心を惹きつけるものがある。
あえていうなら、それは「面白さをためらわない」姿勢であるといえるかもしれません。
とにかく作品を面白くすることに躊躇がない。
考えられる限りのありとあらゆる手段を用いて面白くしようとしているアニメーションであるといえるかと思います。
まず、もとは特撮企画である『ジャイアンロトロボ』をアニメ化しようとしたときに、『バビル二世』から『水滸伝』に至るさまざまな横山光輝作品を取り込んで、いわば横山光輝オールスタープロジェクトともいうべき作品世界を作り出そうとする発想が異常。
しかも、『三国志』やら『仮面の忍者赤影』やらのキャラクターたちがときに善悪逆転し、ときに敵味方に分かれて戦い合うという企画意図そのものが素晴らしい。
主人公である草間大作を初めとして、ほとんどがなんらかの出典を持つキャラクターで、その出典と照らし合わせて考えてみるだけでも楽しい。
そして、もちろん、この作品はただそれだけで終わることなく、かつてだれも見たことがないような壮大なストーリーをひねり出していきます。
舞台となるのは近未来とも思しい地球。一方はこの世の秩序を守ろうとする世界の守り手、国際警察機構! 他方はそれを反転させようと試みるBF団!
この両者の超集団の壮絶を究めるパワーゲームのなかで、「地球静止作戦」と呼ばれる世紀のビッグプロジェクトが始まる。
それは世界のあらゆるエネルギーをまかなう大発明「シズマ・ドライブ」を静止させようとするBF団史上最大の作戦。
10年前、バシュタールの惨劇によって生み出されたエネルギーが止まるとき、過去の亡霊がうろつきまわり、人類は無限エネルギーの代償を支払わされることになる。
しかし、その裏にはさらにさらに隠された真の目的が?
真実はどこにあり、戦いはなんのためにあるのか?
数々の超能力を持つ最強の超人たちが活躍するなか、少年は非情の決断を迫られる――。
まあ、
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