オタク文化とフェミニズム(その2)(再)
さて、 前回 の続きです。 本稿は 一年ちょい前に書かれたもの の再掲。 以下の記事の後編なので、未読の方は、まずそちらからお読みいただくことを、強く推奨します。
・何かルッキズムみたいなことが書いてある、本
その前回の最後の辺りで全体に対する評は既にやっちゃったのですが、以降は個別に細かいツッコミどころを見ていきたいと思います。 第8章は「娯楽と恥辱とルッキズム」と題され、「ルッキズム章」とでも評するべきもの。そう、前回にも述べたように田中師匠にはルッキズムに対する大いなるこだわりがあり、それ故に「女性が男性アイドルをまなざしていること」も問題化したいという気持ちは、確かにあったのでしょう。 ところが本章において、師匠は延々「女は見た目で差別されてきた」という恨み節を炸裂させるのですが、驚くべきことにここでは男性アイドルのことも、それを「まなざしている」はずの女性ファンのことも、全く触