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サブカルは、サブカルチャーと同義語か?「なんとなく、クリティック2」(なんとなく、クリティック編集部)【日刊ガケ書房】
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サブカルは、サブカルチャーと同義語か?「なんとなく、クリティック2」(なんとなく、クリティック編集部)【日刊ガケ書房】

2014-04-17 12:00
    なんとなくクリティック

    編集部より)新連載『日刊ガケ書房』はじまりました。京都にある人気書店『ガケ書房』の店主である山下賢二さんに、おすすめ本、気になる雑貨、ガケ書房の日常、などを紹介してもらいます。

    ■「なんとなく、クリティック2」(なんとなく、クリティック編集部)

    サブカルは、サブカルチャーと同義語か?

    最初に言わせてください。

    「ガケ書房はサブカル書店ではありません。」

    外観やらHPの感じやら表層的なイメージで、サブカル専門店みたいな

    扱いをされることが多いのですが、やっている者の意識としては、究極

    の普通の町の本屋を営んでいるつもりです。お越しいただければ、わかる

    通り、ほぼオールジャンルの本を置いています。いわゆるサブカルコーナー

    は、はしっこのほんの一コーナーのみ。イメージとは怖いものです。

    来てみて「やっぱりサブカルじゃん」と感じられる方は、もしかしたら

    知らない情報・マイナーな情報=サブカルという風に考える方なのかもしれませんが。

    と、いきなりクドクド書きましたが・・・人が勝手に名付けた手垢のついた

    ジャンル分けに、当事者たちはいつの時代も属している意識はないし、自分が

    あてがわれてしまったジャンル名を享受する人もあまりいません。享受する人は、

    多分、当事者にみえて実は部外者か後追いの人たちかもしれません。

    あえて自覚的に80年代サブカルチャー的姿勢を標榜するこの入魂の冊子第2号。

    タイトルは、もちろん田中康夫「なんとなく、クリスタル」から引用です。

    巻頭特集は、ガケ書房とも親交深い前野健太氏ですが、今回は、雑誌『クイック

    ジャパン』の元・編集長、赤田祐一氏・森山裕之氏、磯辺涼氏、森田真規氏による

    サブカルチャー鼎談に反応。

    ここでも元・両編集長のお二人のスタンスは、サブカルという言葉自体を客観視

    しています。むしろ拒否しているように。編集長の変遷とともに、誌面イメージ

    を変えて来たクイックジャパン。ネットとの競争、メジャー/マイナーの境界線、

    かつてサブカルチャーと呼ばれたものとの距離、個人的興味などが語られています。

    初代編集長・赤田氏が昔、言われたという「何でお前の作る本は古本屋に売ってるような

    テーマばかりなんだ?」というのは、サブカルチャーの純度を高めれば高めるほど

    符号していってしまう言葉だと思う。

    (『ガケ書房』店主 山下賢二)

    ●この本について

    書名:なんとなく、クリティック2
    出版社:なんとなく、クリティック編集部
    ガケ書房商品販売ページ:http://gake.shop-pro.jp/?pid=72511862

    ●『ガケ書房』について
    店名:ガケ書房
    所在地:〒606-8286 京都市左京区北白川下別当町33
    電話:075-724-0071
    ウェブサイト:http://www.h7.dion.ne.jp/~gakegake/
    ここにはその目的の本はありません。
    しかし目的外の面白い本があります。
    内観2

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