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葵(the GazettE)超ロング・インタビュー! 第4回(全4回) 「ライブができるとなったら、そのときは最高のthe GazettEを見せることを約束します。(葵)」
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葵(the GazettE)超ロング・インタビュー! 第4回(全4回) 「ライブができるとなったら、そのときは最高のthe GazettEを見せることを約束します。(葵)」

2021-06-01 18:00

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    コロナ禍の影響により昨年3月10日に予定していた18周年記念ライブ【18TH ANNIVERSARY DAY/6576】を中止することを決めて以降、一切情報が入ってこなくなっていたthe GazettE。不安が募る状況でもあっただけに、今年1月にニュー・アルバム『MASS』をリリースすることがアナウンスされた際に胸を撫でおろしたファンは多かったに違いない。

    新作のリリースを間近に控えた葵(g)をキャッチして、コロナ禍の中の日々や2020年の沈黙の裏側にあったthe GazettEの思い、新作『MASS』などについて語ってもらった。(全4部)


    Interview:村上孝之


    ――MASS』の楽曲はすべてRUKIさんが書かれていて、楽器陣のアプローチも指定が多かったということを知らずに聴いたのですが、RUKIさんの色が強いことは感じませんでした。それは、彼がthe GazettEの本質やメンバーそれぞれのプレイヤーとしての個性などを熟知しているからこそだと思います。

    葵:そう。RUKIが面白いのは、ちゃんと考えているんですよね。麗はこういうギターを弾くし、葵はこういうギターが似合うよねということを言ってくるんですよ。今言われたとおりRUKIはメンバーのことを理解していて、だからこそみんなもデモを再現することに不満を感じない。特に今回のRUKIは、今までで一番バンドを見ているなということを感じましたね。


    ――だから、RUKIさんが提示したデモを聴いてこれはないだろうみたいなことにはならない……

    葵:いや、なりますよ(笑)。RUKIのデモを聴いて、自分だったらこうするなと思うところがあると、こういうのはどうかなと提案したんです。でも、RUKIのイメージが明確だから、最終的にそれでいこうということになった曲もあった。当然それはあって、RUKIの言うことだから間違いないよねということではないんです。RUKIとは違うアプローチのほうが合うんじゃないかと思ったら、どっちがハマるかを試させてもらう。そのうえで決めないと自分も不完全燃焼だし、RUKIもメンバーは曲に対してなにもしてくれないと思うかもしれない。そういう風にはなりたくないから、ちゃんとコミュニケーションを取って、試したいことがあれば試させてもらうようにしました。


    ――いいパターンですし、全部のパートに言えることですが指定フレーズでもニュアンスの出し方やタイム感などにそれぞれの色は出ますよね。もう少し『MASS』の収録曲について話をお聞きしたいのですが、ハードネスとラテン・テイストを融合させたROLLIN'」やドラマチックでいながら無機質さも感じさせる「THE PALE」なども注目です。

    葵:「ROLLIN'」は、新しいですよね。RUKIは『MASS』のキーワードとして“ジャングル”みたいなことをよく言うんですよ。『BEAUTIFUL DEFORMITY』のときもそんなことを言っていた。「ROLLIN'」はラテン感のある曲調ですけど、彼はいろんな要素をごった煮にしたものを作りたいんだろうなという気がしますね。で、RUKIはその辺のセンスのよさがずば抜けている。「ROLLIN'」も彼のそういうところが活かされていて、正直僕にはこういう曲は作れないです。


    ――とはいえ、RUKIさんがイメージしたものをしっかり形にできるメンバーのスキルもさすがだと思います。

    だから、勉強が必要ですよね。「ROLLIN'」は、この曲に合うギターの音色というのがなかなか無くて。参考になるバンドがいなかったんですよ。なので、自分なりに音のアプローチを提案しながら落とし込んでいきました。「THE PALE」は、すごくthe GazettEっぽい曲だなと思う。the GazettEっぽいというか、要はRUKIがこういう曲が好きなんですよね。だから、これはすぐにライブが想像できて、やっぱりこういう曲はいいよねという印象です。


    ――THE PALE」のような曲はストリングスやキーボードを盛り盛りにするバンドが多いような気がしますが、適度な使い方もいいなと思います。

    葵:たしかに、こういう曲を豪華にしようと思えばいくらでもできるけど、「THE PALE」はバンド感がありますよね。そういう意味でもRUKIは、すごくいいところに落とし込んだなと思います。


    ――同感です。さて、『MASS』はポストコロナ時代に向かうthe GazettEの第一声にふさわしい充実した作品であると同時に、the GazettEにとって10枚目のアルバムです。そんな『MASS』を完成させて、今はどんなことを感じていますか?

    葵:これがですね、『MASS』は今までのアルバムで、一番作ったという実感がないんです。メンバーと会わずに全部オンラインでレコーディングしたし、ミックスとかもオンラインでやったので、“あれ? これで終わり?”という感じだった(笑)。それに、自分達はすごく“ライブありき”で作品を作ってきたバンドで、ライブを一番重視しているというのがあって。だから、アルバムが作品になって、みんなに聴いてもらえる状態になっても、そこが完成かと言われるとそうではない。

     『NINTH』のときもそうだったけど、ツアーに出て、新曲を演奏して、いい絵が見れて、いいライブができた、いいツアーになったと思った時点で初めて完成するんです。今回は、特にそれが強いと思いますね。『MASS』の曲をライブで演奏したときにどんな絵が見えるかは想像でしかないから。トレーラーにライブの絵をはめているけど、あれはあくまでこうなるであろうという僕らの想像なので。『MASS』も実際にライブで演奏することで、アルバムとして完成すると思う。そういう意味でも、アルバムを完成させたという実感はないですね。


    ――『MASS』はライブ映えすると同時に、ライブでさらに育っていくことを予感させる曲が揃っていますので、ライブが楽しみです。ただ、現時点ではアナウンスできるライブの予定はないんですよね?

    葵:ないです。ライブをしたいという気持ちはあるんですよ。ライブをしたいという強い欲求が自分達の中にはある。世の中の状況を見て、じっとしているわけでもないし。ずっと場所を探しているんですけど、会場が貸し出していなかったり、これという会場はみんなの取り合いになっていたりするんですよ。だから、なかなか厳しい。でも、ライブをする方向で動いていることは、わかってほしいです。まぁ、僕はニートですけど(笑)。それに、みんなthe GazettEのことを覚えていますかと聞きたいですけど(笑)。


    ――覚えていますよ。ファンの方は、もう少しの辛抱ですね。

    葵:ライブは必ずやるので、それまで『MASS』を聴いてつないでおいてほしいです。さっき、“覚えていますかと聞きたい”と冗談っぽく言いましたけど、わりと本気でそう思っているところもあるんです。the GazettEが発信しなくなってからあまりにも時間が経ってしまって、気楽に「待っててね」なんて言えない。申し訳ないなという気持ちがあるんです。


    【第一回目はこちら】https://ch.nicovideo.jp/club-Zy/blomaga/ar2019778
    【第二回目はこちら】https://ch.nicovideo.jp/club-Zy/blomaga/ar2019948
    【第三回目はこちら】https://ch.nicovideo.jp/club-Zy/blomaga/ar2019949
    【第四回目はこちら】https://ch.nicovideo.jp/club-Zy/blomaga/ar2019951

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    the GazettE INFORMATION   

    the GazettE 

    NEW ALBUM 『MASS

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    2021.05.26 OUT 



    2018年には北米・南米・EU・アジアなど全世界・全61公演に及ぶワールドツアーを開催するなど、国内だけでなく海外でも非常に高い人気を誇るロックバンドthe GazettE。 彼らの待望の新曲「BLINDING HOPE」(読み:ブラインディング・ホープ)が、バンド結成19周年の2021年3月 10日にストリーミングとダウンロードで全世界リリース!! 


    昨年のコロナ禍の影響でライブが中止となった後、長く沈黙を貫いていたが、2021年1月29日に突如、新曲とニューアルバムに関するトレーラー映像を公式YouTubeチャンネルで公開し、世界中のファンから大きな驚きと熱狂的な反響を巻き起こした。


    そして遂に2021年5月26日には記念すべき通算10枚目となるニューアルバム『MASS』をリリースする。 the GazettEのフルアルバムのリリースは実に3年ぶりとなる。待望のニューアルバム『MASS』は4種類の仕様で発売される。


    世界の有り様が大きく変化した2021年、満を持して放たれる最新型the GazettEサウンドとバンドからのメッセージ。その全貌が遂に明らかになる。


    the GazettE 『MASS


    01. COUNT-10(instrumental) 

    02. BLINDING HOPE 

    03. ROLLIN' 

    04. NOX 

    05. HOLD 

    06. 濁

    07. THE PALE 

    08. MOMENT 

    09. BARBARIAN 

    10. FRENZY 

    11. LAST SONG 


    VOCAL:RUKI   GUITAR:URUHA   GUITAR:AOI   BASS:REITA   DRUMS:KAI 


    ALL WORDS:RUKI 

    ALL MUSIC:the GazettE 


    TOTAL PRODUCE:the GazettE 







    ・MASS 【LIMITED EDITION BOX A (完全生産限定)

    CD+Blu-ray+特製アートブックを同梱した豪華BOX仕様

    10,500円(税込) SRCL-11770~11772 

    [CD収録内容] 全11曲

    [Blu-ray収録内容] “BLINDING HOPE“MUSIC VIDEO+Making of “BLINDING HOPE“ MUSIC VIDEO 


    ・MASS 【LIMITED EDITION BOX B (完全生産限定)

    CD+DVD+特製アートブックを同梱した豪華BOX仕様

    10,500円(税込) SRCL-11773~11775 

    [CD収録内容] 全11曲

    [DVD収録内容] “BLINDING HOPE“MUSIC VIDEO+Making of “BLINDING HOPE“ MUSIC VIDEO 


    ・MASS 【初回生産限定盤】

    CD+DVD 2枚組仕様

    4,600円(税込) SRCL-11776~11777 

    [CD収録内容] 全11曲

    [DVD収録内容] “BLINDING HOPE“MUSIC VIDEO+Making of “BLINDING HOPE“ MUSIC VIDEO 


    ・MASS 【通常盤】

    CD only 

    3,300円(税込) SRCL-11778 

    [CD収録内容] 全11曲


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