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志村ふくみさん「母衣への回帰」2016/11/03@世田谷美術館
2016-11-06 10:17志村ふくみさん「母衣への回帰」を世田谷美術館で観てきた。
すばらしい、って言葉で表現できないくらいすばらしい。
圧倒的に芸術家だったこと、工芸という言葉では伝わらないアートがあったこと、知らなかった。糸を染めるTV画面を見た記憶があったのだけど、その場面はほんのこの芸術家の1工程でしかなく、といっても大事な一つではあるのだろうけど、この方の全体像はこの場面らは伝わらない。
染色工芸家とか糸を自然な色に染める人と僕の頭には入っていたのだけど、糸の染も芸術家が表現するための素材で、全体像は染色された糸で表現したいものを創り出す日本の最先端の芸術家だった。
着物に染色で表現されたあらゆる要素がこの宇宙の姿を暗示している。
藍染の中に浮き沈んでいる紬の糸の自然な色の白さを観ると、天空の夜空に浮かぶ無数の星々、宇宙がそこにあることを感じる。淡い桃色の着物を観るとなぜかまだこの世に馴染んでいない若
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