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格闘技レガシィー?〜会場の変遷から見る日本の格闘技〜■MMAオレンジ色の手帖
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格闘技レガシィー?〜会場の変遷から見る日本の格闘技〜■MMAオレンジ色の手帖

2016-11-16 09:51
    格闘技ブログ「MMA THE ORANGE」の管理人オレンジがディープなエピソードをお届けする「MMAオレンジ色の手帖」! 今回のテーマは「会場の変遷から見る日本の格闘技」です。




    巷を騒がせている東京オリンピックの会場問題。五輪関連予算の適正化を掲げる小池東京都知事が3つの会場(「オリンピックアクアティクスセンター」、「有明アリーナ」、「海の森水上競技場」)の見直しを行うとブチ上げた事が連日のように報道されています。

    オリンピックがどうなろうがどっちでもいい派の私としては、正直知ったこっちゃありませんが、ちょっとだけ気になるのが各会場のオリンピック後の使用方法。1964年の東京オリンピックの際に建設された代々木第一、第二体育館は要所要所で格闘技イベントで使用されているので、あわよくば2020年でも格闘技界がそのおこぼれにあずかる事が出来たらなと。特にバレーボールの開催が予定されている「有明アリーナ」なんて有明という立地といい、15000人収容というキャパといい格闘技イベント向きだと思うんですけどね。そもそも建設が白紙に戻る可能性は大いにありますが、小池都知事のいうレガシー(レガシィー?)を次世代の格闘技界にも残してくれたらと外野の俗物根性丸出しで淡い期待を抱いてます。
     
    そんなこんなでにわかに注目を集めているイベント会場。少し角度を変えて格闘技の視点から見てみると、意外と面白い傾向が見えてくるではありませんか。そこで今回のMMAオレンジ色の手帖はイベント会場から見えてくる日本の格闘技の変遷について。電波と充電の続く限り綴っていきたいと思います。
    ウォッチしたのは日本の格闘技の絶頂期と言うべき2003年、PRIDEやK-1どころかDREAMも風前の灯火で大きく停滞した2012年、そして復興の風が吹きつつある2016年。これらの年に格闘技イベントで使用された会場とその使用回数を定点観測してみました。対象は首都圏で開催されたPRIDE(RIZIN)、DREAM、修斗(VTJ)、パンクラス、DEEPの各大会。さてさてどんな傾向が見られますか。
     
     
    まずは2003年。大晦日にはDynamite!!、PRIDE男祭り、猪木祭りという3つの興行がバッティングして、その全てが地上波のゴールデンタイムで放送されるという格闘技バブルを象徴する1年でした。この年の会場の使用回数ランキングは次の通りです。
     
    後楽園ホール:15回
    北沢タウンホール:4回
    さいたまス―パーアリーナ:3回
    ディファ有明:3回
    横浜アリーナ:2回
    両国国技館:2回
    横浜文化体育館:2回
    東京ドーム:1回
    東京ベイNKホール:1回
    大田区総合体育館:1回
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