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Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマはやばいUFC:ジョン・ジョーンズ減刑の本当の理由 / ハビブのロシアン・コネクションです!
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2017年7月29日開催のUFC 214前日の薬物検査に失格したジョン・ジョーンズに対する処分についての調停手続きが終了し、出場停止期間1年3か月が命じられた。処分は薬物検査に行われた2017年7月28日から遡って適用されるため、ジョーンズは今年10月28日以降、試合に出場することができる。
ジョーンズの薬物検査失格は2度目で、本来であれば4年間の出場停止処分が下されるべきところだったので、驚きの期間短縮が実現したことになる。これほどの大型減刑は、果たしてどんな理由で可能になったのであろうか。
実はUSADA内部では調停の前から、ジョーンズから「USADAに対する重大な支援(substantial assistance)があった」として、出場停止期間を2年6か月短縮し、1年6か月とする案が検討されていたのだという。
これに加えて、敏腕調停人Richard H. NcLaren氏が、まあまあ本人も反省しているようだから、ととりなしたこともあって、調停でさらにプラス3か月のボーナス減刑が加算されたわけである。
では、今回の大型減刑の理由とされている「USADAに対する重大な支援」とはいったい何のことであろうか。
UFCアンチドーピングポリシーの10.6.1.1条には、「選手が別件のアンチドーピング案件や犯罪につながりうる事例に関する重大な情報や協力をUSADAに提供した場合、出場停止処分が減じられる場合がある」と定められている。
つまり、「ドーピング違反者の発見や通報」、たれ込みを意味するのである。
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