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Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマは「マクレガー対ヌルマゴメドフ実現:全ての伏線はオクタゴン内で回収される!」です!
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今年4月のバス襲撃事件を受けて、12の罪状で起訴されていたコナー・マクレガーへの判決が7月26日にニューヨーク州のブルックリン刑事裁判所で下された。12の罪状全てが有罪となれば、マクレガーには懲役7年が課せられる計算になっていた。しかしマクレガーサイドが司法取引に応じた結果、12の罪状のうちのたった1つ、治安紊乱(びんらん)行為だけが有罪とされ、5日間の社会奉仕活動、1~3日間のアンガーマネジメントクラス受講、被害者への賠償金支払いが命じられた。また、マイケル・キエザ、レイ・ボーグら計3名の被害者に対する接近禁止命令も出された。
マクレガーには懲役も執行猶予も罰金も科せられず、前科も付かなかった。マクレガーのやった行為を考えると信じられないほどの軽い処分で、この事件は法的には完了したことになる。
そして、デミトリアス・ジョンソンが衝撃の敗北を喫したUFC 227の前日、8月3日に行われたUFC25周年記念記者会見で、コナー・マクレガー対ハビブ・ヌルマゴメドフが10月6日のUFC 229で実現することが発表された。判決からわずか1週間での、マクレガー戦線復帰のサプライズ発表だった。
このカードの発表に、米MMAメディアも久々に沸き立っており、この試合をさまざまな角度、多様な切り口で論じる記事が急増している。今回はそんな華やいだ空気感のほんの一部を切り取って、まとめてお届けしよう。
●マクレガー対ヌルマゴメドフは史上最大のビッグマッチか?
ここにきてUFCの報道が目に見えて充実してきているESPNのニュースサイトでは、複数のMMA記者が「マクレガー対ヌルマゴメドフは史上最大のビッグマッチか?」という共通のお題でコメントを寄せている。
ブレット・オカモト記者:私は最大のビッグマッチだと思う。ネイト・ディアスとの連戦も非常にビッグマッチだったが、何と言ってもヌルマゴメドフはロシア人ファンとムスリムファン(イスラム教信者)を背負っている。マクレガーは昨年のメイウェザー戦を経て、これまでになく大きな存在となっている。この試合は史上最大の試合になると見る。
アリエル・ハレワニ記者:考えるまでもなく、最大のビッグマッチだと思う。そうではないという人がいたら、話を聞いてみたいものだ。単純な話なのだ。マクレガーはMMA史上最大のスターで、世界でも最も有名なアスリートの1人だ。その2年ぶりの復帰戦の対戦相手、ヌルマゴメドフは、マクレガー最大のライバルにして、現在26連勝中、1ラウンドも落としたことがないであろう圧倒的な存在なのである。バス襲撃事件のビデオ、手錠をかけられるマクレガーの姿、軍団抗争。これぞ本物の戦いだ。こんなシナリオがどうすれば書けるだろうか。
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