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「おしゃべりアベマ野郎」こと大沢ケンジ師匠が「堀口恭司vsダリオン・コールドウェル」「浜崎朱加vs浅倉カンナ」を分析! 



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大沢さん! RIZIN大晦日に実現する堀口恭司vsダリオン・コールドウェルのチャンピオン対決の予想をお願いします!

大沢 いやあ、凄い試合を組みましたねぇ! 今時ベラトールクラスの団体が他団体にチャンピオンを貸し出すことってなかなかないですよね。

――現代MMAではまずありえないマッチメイクですね。

大沢 こうやって選手を貸し出すことにベラトールになんのメリットがあるのかな?って考えちゃいますよね。交渉の裏側も面白そうですよ。 

――一つだけ言えるのは、ベラトールのバンタム級ってそこまで人気ファイターが揃っている階級ではないんですよね。こういうスーパーカードを組んだり、堀口選手をベラトールに出すことで広がりを持たせいというベラトールの考えもあるのかもしれません。

大沢 ああ、そうですよね。 ベラトールのバンタム級にUFC上がりって誰かいましたっけ? マイケル・マクドナルドって引退しちゃいましたっけ?

――つい最近引退しちゃいましたね。

大沢 というと、ベラトールのバンタム級は他の階級と比べて手薄ではあるんですよね。そこに元UFCでRIZINで勝ち続けてる堀口くんが来たら面白くなりそうですもんね。

――大沢さんはコールドウェルにはどんな印象がありますか?

大沢 ハッキリ言ってヤバイですよね。バンタム級にしては178センチの長身でリーチ差もある。それでいてレスリングエリートですからね。

――コールドウェルを知らなくても、リング上で堀口選手と向かい合ったときの体格差に「これ、堀口はどうやって倒すの??」ってお客さんはビックリしそうですよね。

大沢 ただね、コールドウェルが強いのは承知の上で言いますけど、この試合は堀口くんが有利ですね。

――おお〜。 

大沢 まあ、ボクは日本人だから日本人を応援するっていうスタンスではあるんですけども(笑)。

――でも、最近の大沢さんの解説を聞いていると、日本人にちょっと厳しいところがありますよね?

大沢 あっ、そうですか?(笑)。

――日本人が外国人ファイターに勝っても、内容によっては満足してない雰囲気が漂ってますけど(笑)。

大沢 あー、出ちゃってるのかなあ……。「その戦い方で上に行けるの?」って思っちゃうんですよね。そのレベルなら勝てるけど……って。いままで抑えてきた感情が抑えられなくなってきてるとかもしれない(笑)。 

――日本人ヒイキをするだけじゃないからいいと思いますけど。 

大沢 ツイッターでも書いてたり、Dropkickでもさんざん言ってますけど(笑)、組み主体では世界レベルではもう勝てないですよ。

――もうここ1〜2年近くずっと言ってます!(笑)。

大沢 こういう言い方をすると、グラップラータイプの選手から反感を買うかもしれないですけどね。「外国人に打撃に勝てないでしょ?」とか言われますけど、ボクシングやK-1でも勝負できてるんだからそんなわけないと思うんですよね。

――組みは組みで重要だけど。

大沢 組みを覚えるのは凄く大変なんですよ。組みに時間を使っちゃうから打撃が甘くなってるところもあるし、外国人なんかは組みのかたちが崩れてもフィジカルでなんとかしちゃうところはありますから。逆に日本人はきれいにやろうとしちゃうんですよ。ボクもきれいに指導しようとしてますからね(笑)。

――取材前に大沢さんの指導を見てましたけど、凄く細かくやらないといけないんですよね。

大沢 ホントは「そんなことよりフィジカルでも鍛えておけ!」ってやりたいんですけどね(笑)。

――話は戻りますが、最近日本人応援スタンスが陰り気味の大沢さんでも「堀口恭司有利」だと。

大沢 コールドウェルはヤバイ奴なんですけど、堀口くんかなあ。なぜかというと、コールドウェルって強い奴と戦うときって固く攻めるんですよ。ジョー・ウォーレンをジャーマンでぶん投げたシーンの印象が強いかもしれませんけど、それ以外の試合って堅実に攻めてるんですよね。

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