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多くのMMAファイターをマネジメントするシュウ・ヒラタ氏が北米MMAシーンを縦横無尽に語りまくるコーナー。今回のテーマは
佐々木憂流迦RIZIN契約の裏側から、クロンUFC入りまでです!




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――シュウさんがマネジメントする魅津希選手にUFCから緊急オファーがあったそうですね。

シュウ そうなんですよ。12月1日のTUFフィナーレのオファーが大会4日前に入ったんですよ。

――4日前って緊急も緊急ですね!(笑)。

シュウ 前からUFCは魅津希ちゃんのことを欲しがってたんですが、ストロー級には選手がたくさんいて枠がいっぱいなんですね。TUFフィナーレのキム・ジヨンvsアントニーナ・シェフチェンコでキム・ジヨンが計量オーバーしたじゃないですか。キム・ジヨンにオファーする前に「今回だけフライ級で試合をやってくれ。そのあとにストロー級で戻していいから」という話だったんです。ストロー級は選手がたくさんいるので、まずはフライ級で契約したほうが上司に説明がしやすいということなんでしょうね。堀口(恭司)選手のときも、すぐに欲しいけどフライの枠が空かないから、とりあえずバンタムで1試合という契約でUFCに入りましたが、似たようなケースです。

――ジヨンvsアントニーナはキャッチウエイトで行なわれましたから、さすがにその緊急オファーを断ったということですか?

シュウ じつは魅津希ちゃんは先日のインヴィクタの試合で左手の小指を骨折してしまって、手術を控えてるんですよねぇ。

――ああ、それは残念です!

シュウ 魅津希ちゃんもなるべく早めに復帰をして、本人いわく最初は「ド強い選手でなければ」フライ級でもいいから契約をしたいと言ってるんですね。今度UFCで試合するフライ級のジェシカ・アイとう選手と彼女はスパーリングしたことがあるんです。もちろんジェシカ選手はまだファイトキャンプに入る前で、魅津希ちゃんはファイトキャンプの真っ最中だったので、それを考慮しないといけないんですけど、そのときのスパーリングでは、3ラウンドすべて魅津希ちゃんが取っただけでなく、最後は腕十字で決めたんで、それも自信に繋がってるんだと思います。

――そういう経験はアメリカに移ったからこそですねぇ。

シュウ じつを言うと、そのあと、ジェシカの今度の相手のケイトリン・チョケイジアン選手ともスパーリングしたんですけど、そのときの彼女の印象は「さすがUFCランキング3位の選手」だったんで、スパーリングの内容はご想像にお任せします(笑)。ただ一本取られたわじぇではないですし、フルに3ラウンドまでやったんで。魅津希ちゃんは、もうすでにUFCレベルのファイターであることは間違いないというのが、UFCのマッチメーカーたちやコーチ、そしてチームメイトたちの評価なんです。けど、今週の金曜日に手術があるので、UFCとの契約のタイミングが合わなかったら、3月のインヴィクタでもう1試合することになりますね。

――うーん、そこは実力と運のめぐり合わせという。

シュウ いまのUFCはヘビー級以外の階級は選手がたくさんいすぎて大変なんですよ。さらにはコンテンダーズから上がってくる選手もたくさんいますし、それでいて中国市場に力を入れようとするなら、中国人ファイターと契約しなきゃいけないし、来年の秋には韓国大会をやるらしいですから韓国人との契約も進めないといけない。そういった市場に合わせて契約しないといけない選手枠もあると考えると、クロン・グレイシーのようなスペシャルなファイターじゃないと、わざわざ新規契約するケースって少なくなっていると、マッチメーカーのショーン(・シェルビー)が言ってました。 


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