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Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマはUFC新記録! ホルヘ・マスビダルの史上最速5秒KO劇を多角検証するです!!
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日本時間7月7日(日)に開催されたUFC 239では、UFC史上最短の秒殺KO劇が繰り広げられた。選手生活苦節16年、MMA戦績47戦の大ベテラン、ホルヘ・マスビダル(34)が、MMA戦績19勝無敗のレスリングエリート、おしゃべりクソ野郎のベン・アスクレンにいきなりの飛びヒザ蹴りを敢行、これがものの見事にヒットすると、アスクレンは身体を硬直させたままダウン、試合時間わずか5秒という戦慄の失神KOとなったのである。
マスビダルといえば、もともとは「目には目を、歯には歯を」がモットーの、マイアミのストリートファイトシーン出身で、あの故キンボ・スライス氏を有名にした裏庭での殴り合いYouTube動画には、若き日のマスビダルも登場している。その後はストライクフォース、ボードッグ、戦極と、オファーがあればどこにでも出没するジャーニーマンタイプのファイターとして、古くからのMMAファンにはおなじみの存在となった。ベラトール第1回大会のメインイベントに登場したのもこの人だったのだ。UFC入りしたのは2013年のことで、これまでのUFC戦績は11勝6敗と、けして抜群とはいえない。ここ一番という試合を落とすことも多かったマスビダルが、まさか2019年に大ブレイクを果たすとは思ってもみなかった人も多いのではないだろうか。
この試合でマスビダルは、完全失神しているアスクレンに対し追撃のパウンドを放ち、そのことで一部でひんしゅくを買っている。また、レフリーが試合を止めた後にも、ダウンしたアスクレンの隣でマットにタップしたり、アスクレンが硬直してダウンするさまをマネをするなど、不謹慎な喜び方が批判を招いた向きもあった。
ということを踏まえて、マスビダルの試合後記者会見の模様を一部抜粋してご紹介しよう。
Q 飛びヒザ蹴りの後のパンチは不必要だったのではないかとの批判があります。
大いに必要だよ(食い気味に即答)
Q なぜ必要なのですか
なぜって、何だよ?
Q アスクレンはすでにノックアウトされていました。
でもレフリーが止める前だっただろ。オレの仕事は、レフリーに止められるまで、相手を殴ることなんだ。だからそんなことを非難しているヤツらは、オレが思うにろくにMMAを見ていないんじゃないか。そんなヤツらはサッカーでも見てろ。
(訳注:MMA Junkieが行った読者投票では、マスビダルの意見に賛成の読者が64%を占めている。回答数2,141)
Q 試合後の喜び方についても批判の声が上がっています。
オレはこれまで50戦以上戦ってきたが、今回ほど対戦相手のことを憎んだことはない。オレの人間性について、オレの民族やその文化について、アスクレンにはさんざんコケにされていたんだ。なあ、線はどこに引くんだよ。試合前には何を言ってもいいのに、試合後にちょっとからかっただけでダメだというのか。いいか、アスクレンへの怒りはこれで収まったわけではないぞ。スーパーマーケットで出会っても、また殴り倒してやるからな。
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コメント
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これでアスクレンは、カマル・ウスマンの持つウェルター級タイトルへの挑戦に大きく近づいたといえるだろう
これでマスビダルは で合ってます?
失神している相手をレフェリーが止めるまで殴ることに何の問題もない。
試合が始まった後に相手のグローブタッチを拒否して顔面を殴ることも特に問題ない。
ATT多すぎてそのうち同門対決もやむなしってなるんじゃないか?
グレッグジャクソンのとこは同門対決するよな。