この記事は「新型コロナウイルスを語ったDropkickニコ生配信を編集したものです(語り:ジャン斉藤)


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いま日本が置かれた状況は、プロレス格闘技興行をやるかどうか……という議論などをしてる場合はではないのかもしれませんが、とりあえずできることをやる、という意味で守備範囲のことだけ語りたいと思います。

まさかK-1の件がここまでの騒ぎになるとは思いもしませんでした。さいたまスーパーアリーナ側とは開催自粛について話し合いがされてるとは聞いてたんですよ。たまアリのイベントが軒並み中止になってる中、K-1だけがやろうとしている、と。心配していたのは週刊誌にこの件が抜かれるんじゃないかなってことで。

何事もなくK-1の大会前日まできたので、言葉は悪いですけど、K-1はそこまで注目されてないんだなあ……ってところで大臣の自粛要請が入ったからビックリしました。「1万人規模」「第3セクター管理会場」「感染爆発正念場」と役が揃ってるのでこういう騒ぎになっちゃうのは仕方ないかもしれません。1万人規模の行動追跡調査となれば壮大な社会実験ですよね。

しかし、大臣から自粛を要請されても何がなんでも大会をやり通したあの新生K-1が、何がなんでもやらない那須川天心vs武尊って凄いですよね(笑)。どちらにもK-1の鉄の意志を感じるというか。

K-1にかぎらずプロレス格闘技界って自粛ムードがある中、興行をやっちゃってきたじゃないですか。K-1開催の直前の3月20日に「プロレスはコロナに屈せず強行突破 野球、サッカー、ゴルフは再開断念しても!」という一面の記事を掲載した東京スポーツが行政を怒らせた……と妄想しちゃいましたね(笑)。

K-1の開催は難しい判断ですよね。ウイルスは現在進行系の問題ですから、いますぐどうこうとは……歴史が評価するとしか言いようがないです。

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